世界中のサッカーファンを敵に回した女性がいる。
もしもピッチに立っていたらば、レアンドロ・パレデスやエンソ・フェルナンデスに削られていたことだろう。
登録者数665万人を誇る韓国人気ユーチューバー、インフルエンサーのイノニャン(本名ユン・スジン)は7月20日、スペインがアルゼンチンを1-0で下したワールドカップ決勝直後、動画をSNSに投稿した。

この動画でイノニャンは、アルゼンチンのライバル国として知られるブラジル代表のユニフォームを着用して登場。メッシのユニフォームを玄関に敷き、足で踏みながら「玄関マットとして使える」と紹介した。
さらに、そのユニフォームで窓やリビングの床を拭くなど、掃除用の雑巾としても扱い、「メッシのユニフォームを活用する最高の方法」というテロップを添えていた。
燃えないわけがない。この動画には世界中から約1万件に及ぶ批判コメントが寄せられる事態に。メッシファンはもちろん、メッシのライバルとして知られるクリスティアーノ・ロナウドのファン、ひいては世界中のサッカーファンを敵に回すこととなり、大炎上した。「選手に対する最低限の礼儀と敬意すらない」といった批判の声が相次いだ。
これにはさすがの韓国人も擁護できず。「外国人ユーチューバーがソン・フンミンのユニフォームを踏みつけて雑巾代わりにする動画を投稿したらどう思うのか」「自分がされたことは侮辱で、自分がすることはユーモアなのか」「まさにダブスタ」「韓国の恥」といった厳しい意見が寄せられた。
今回の騒動がより大きな反発を招いた理由は、イノニャン自身がわずか1カ月前まで、サッカー界における「反人種差別」の象徴的存在として世界的な注目を集めていたためだ。
イノニャンはグループステージの韓国対チェコ戦を現地で観戦した際、メキシコ人の観客からアジア人を侮辱する“つり目ジェスチャー”を受けた。これに憤った世界中のネットユーザーが加害者の身元を特定し、最終的にその男性は務めていたメキシコ測量・地理工学技術者協会(CITGEJ)の会長職を辞任し、公開謝罪するに至った。
またFIFAもこのメキシコ人男性のチケットアカウントを永久停止とし、イノニャンを人種差別被害者として取り上げた。その後、グループステージ第2戦の韓国対メキシコ戦で彼女をVVIP席に公式招待し、相互尊重のメッセージを発信していた。
批判が拡大すると、イノニャンは問題の動画を削除。しかし、すでに動画は多数のユーザーによって拡散されており、騒動は収束する気配を見せていない。
(記事提=OSEN)



