元Jリーガー監督が率いる韓国代表が、2大会連続のW杯決勝トーナメント進出を目指す。
韓国代表は6月12日11時(日本時間)、メキシコ・グアダラハラのエスタディオ・グアダラハラで行われる北中米ワールドカップ・グループA第1節でチェコ代表と対戦する。
ヨルダンやイラクらと同居したアジア最終予選を6勝4分で首位通過し、11大会連続12回目のワールドカップ出場を決めた韓国。今大会では開催国メキシコのほかチェコ、南アフリカと同居したグループAを戦う。
チームを率いるのは、現役時代にベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)や柏レイソルに在籍し、自身も4強進出を果たした2002年日韓大会などW杯4大会に出場したホン・ミョンボ監督。2014年ブラジルW杯以来に代表で指揮を執る元Jリーガー監督のもと、2大会連続4度目の決勝トーナメント進出を目指す韓国代表で注目すべき選手を紹介する。
ソン・フンミン(33)
自身4度目のワールドカップ出場となる韓国のエース。初出場の2014年ブラジル大会ではチーム最年少だったが、今やAマッチ出場歴代1位(142試合)、得点歴代2位(54ゴール)を誇るキャプテンとして絶対的な存在感を放つ。前回の2022年カタール大会では大会直前に顔面を骨折する不運もあったが、今大会に向けては米MLSのロサンゼルスFCで今季リーグ戦無得点も8アシストを記録。W杯通算3ゴールはアン・ジョンファン、パク・チソンと並んで歴代1位タイだが、今大会で得点すれば単独トップに。2018年ロシア大会ドイツ戦以来のゴールで、自国をさらなる高みに導くことができるか。

ペ・ジュノ(22)
今大会の韓国代表チーム最年少となるアタッカー。2023年U-20ワールドカップでは韓国の10番を背負い、大会5試合1G3Aの活躍で4位入賞に大きく貢献した。A代表では2024年6月の北中米W杯アジア2次予選で初招集され、同月6日のシンガポール戦でA代表デビューし初ゴールも記録。最終予選では6試合出場で1G4Aをマークした。2023年夏から所属するストーク・シティでは在籍2年目より10番を着用し、2025-2026シーズンのチャンピオンシップでは42試合に出場して2G3A。大会前の親善試合で負傷し別メニュー調整が続くが、出場時に活躍が期待される一人だ。

イェンス・カストロップ(22)
ボランチ、左ウィングバックなど複数ポジションでプレー可能な韓国代表史上初のドイツ系選手。デュッセルドルフ出身でドイツ人の父親と韓国人の母親を持ち、ドイツでU-16からU-21まで各世代別代表に選ばれた経歴を持つ。2025年8月に登録先をドイツサッカー連盟から韓国サッカー協会に変更し、同年9月の代表ウィークで韓国代表に初招集、7日のアメリカ戦でデビューを果たした。所属するボルシア・メンヒェングラートバッハでは高井幸大や町野修斗ら日本人選手ともチームメイト。

オ・ヒョンギュ(25)
ハードワークをいとわない次世代ストライカー。韓国Kリーグの名門・水原三星ブルーウィングスの下部組織出身で、トップチームを経て2023年に欧州進出。セルティックでは古橋亨梧の控えに甘んじたが、その後移籍したヘンクでは伊東純也らと共にプレーし、2025-2026シーズン前半戦でリーグ戦20試合6G3Aと活躍。冬の移籍市場でトルコのベシクタシュへ加入し、リーグ戦13試合6G3Aと好調ぶりをアピールした。前回の2022年大会は唯一の予備メンバーとして帯同も全試合スタンドで観戦。念願のW杯初出場となる今回、ピッチ上で存在感を放てるか。

キム・スンギュ(35)
昨年夏からFC東京でプレーするベテラン守護神。ソン・フンミンと同じくW杯出場は4度目で、韓国代表GKとして初めて4大会連続のW杯に臨む。2014年ブラジル大会の第3節ベルギー戦でW杯デビューし、2018年ロシア大会は全試合控えも、前回の2022年カタール大会は正守護神として16強進出に貢献した。大会直前の今月4日、モデルで妻のキム・ジンギョンが第一子となる娘の出産を発表。一家を支える父として、今大会の韓国代表チーム最年長として世界の大舞台に立つ。

韓国代表は12日にエスタディオ・グアダラハラでチェコ代表、19日にエスタディオ・グアダラハラでメキシコ代表、25日にエスタディオ・モンテレイで南アフリカ代表と対戦する。初戦のチェコ戦と第3節南アフリカ戦は、スポーツ動画配信サービス『DAZN』で独占ライブ配信予定だ。



