3月30日に放送開始となる夜ドラ『ラジオスター』(NHK総合)の主題歌が、MISIAと松任谷由実の初タッグによる新曲「舟いっぱいの幸を」に決定した。MISIAと松任谷が共同で楽曲を手掛けるのは今回が初めて。さらに、ドラマの世界観を映し出したポスタービジュアルも公開された。

MISIAはコメントで「石川県を『第二の故郷』と呼ばれるほど深い思いを寄せ、ご自身も長年、ラジオのパーソナリティーを務めていらっしゃるユーミンさん。昨年のユーミンさんのデビュー記念日にラジオ番組でご一緒した際も、能登の話を語り合いました。そんなユーミンさんが作ってくださった歌は、海の波に乗って生きる漁師さんの歌。炊き出しで訪れた奥能登で出会った方々、手を握った方々、抱きしめた方々。どうなさっているでしょうか。元気にしていらっしゃるでしょうか。どうか笑顔の時があってほしい。そう願い、皆さんが舟いっぱいの幸、胸いっぱいの幸を抱いている姿を想像しながら、歌いました。ラジオもまた、電波という“波”に乗って、見えない誰かのもとへ静かに、そして確かに届いていくもの。能登の海の波と、ラジオの電波の波。その重なりの中で生まれたこの歌。物語とともに、聴いてくださる方の心に“幸”を届けられたら嬉しいです」と述べた。

松任谷は「能登への思いは、MISIAも私も一緒です。この歌を作っているとき、MISIAの切々とした歌声が重なったとき、この歌の向こうに、たくさんの人々の笑顔や涙が、はっきりと見えた気がしました。必ずや能登だけでなく、今、日本中で窮地に立つ多くの人の心に、この歌が届くことを願っています」とコメントした。
プロデューサーの松木健祐は「私たちが多くの取材をさせていただいた輪島市町野町。この地域で炊き出しを行っていたMISIAさんの存在が、ずっと私たちの胸の中にありました。思いを素直にお伝えし、主題歌をオファーしたところ、楽曲を松任谷由実さんにお願いしたいと驚きのお返事をいただきました。喜び、心強さとともに、大切な人たちのために、トップスピードでつながったお二人の瞬発力に圧倒されました。誰かを思う気持ちほど強いエネルギーはないのだと感じます。そこから生まれた曲と、キャスト・スタッフが丁寧に作り上げたドラマ、見ていただいた皆さまの心に優しく響いてくれたら、と祈っています」と語った。
ポスタービジュアルの撮影を担当したのは写真家の小財美香子。松木プロデューサーはビジュアルについて「ラジオは、話すことと同じくらい、聴くことが大事だと思います。カナデは、能登の土地でどんな音を耳にするのか。大地、海、空、人々の声。想像の中で音が聞こえてくるような写真を撮ってくださいました」とコメントしている。
同ドラマは、主人公の柊カナデ(福地桃子)が恋人の故郷・能登へ旅行中に地震に遭い、避難所で松本功介(甲本雅裕)が温かく世話をしてくれたことから始まる。恩に報いたいと再び能登を訪れたカナデは、松本から災害FMのラジオパーソナリティーを頼まれる。主婦の小野さくら(常盤貴子)、消防士の西川誠(渋川清彦)、お調子者の青年・多田豊(大八木凱斗)が参加し、それを冷ややかに見つめる銭湯で働く海野リクト(甲斐翔真)らとともに、平日お昼の生放送番組を目指す。









