韓国で大炎上した“乳がんパーティー”に参加した男性タレントのチョ・セホが、乳がん闘病を経て10カ月ぶりに活動再開した女性タレントのパク・ミソンに直接謝罪し、注目を集めている。
韓国で11月12日に放送されたtvNのバラエティ番組『ユ・クイズON THE BLOCK』には、パク・ミソンがゲスト出演。MCを務めるユ・ジェソク、チョ・セホとともに、自身の闘病記や心境の変化、活動再開への思いなどを語った。
パク・ミソン出演回の放送にあたっては、一部から“チョ・セホとの共演”に不快感を示す声があった。
「お会いするのが正直、怖かった」
というのも、韓国で10月15日に行われたファッション誌『W Korea』主催による「乳がん認識改善キャンペーン」チャリティーイベントの「Love Your W」に、チョ・セホが参加していたからだ。
同イベントは「乳がん認識改善」を銘打っておきながら、イベントにおいて「乳がん啓発」に関する言及はほとんどない点、数多くのセレブが集いながら、乳がんの認識改善を象徴する「ピンクリボン」が見当たらなかった点などから批判が殺到。
パーティーでは人々が酒を飲み、イベントの趣旨にそぐわない不適切なステージが披露されただけでなく、そもそもの招待状にも「乳がんパーティ」と記載されていたことから、パーティーに参加した芸能人にも非難が及ぶ事態となっていた。

こうした状況で放送された番組内で、チョ・セホはパク・ミソンを見るなり深々と頭を下げて謝罪。次のように反省の弁を述べた。
「久しぶりにお会いするのに、本当に申し訳ありません。あのイベントに参加したことをずっと重く感じていました。それ以来、先輩にお会いするのが正直怖くもありました。今回の件を機に、乳がん認識についてもっと深く考え、学んでいます」
そんな彼に「気苦労があったみたいだ。少し痩せたのではないか」と優しく声をかけ、場を和ませたパク・ミソン。かと思えば「フェイクニュースが多かった。あるユーチューバーでは私が“葬儀まで終えた”ことになっていた。だから生存報告をしに来た」と、スタジオを笑いに包んだ。

放送後、チョ・セホに対する反応は多少二分したものの、パク・ミソンに謝罪したことに対しては「勇気ある謝罪だった」という声が上がった。ほかにも、「ただ参加しただけで過剰に叩かれていたが、本人が直接謝ったのは責任ある姿勢」「立場が難しいなかで、パク・ミソンの前で正直に話した勇気は認めるべき」「魔女狩りのような批判はやめるべきだ」「本気で申し訳なく思っているのが伝わった。成熟した態度だった」などの反応が続いた。
これとともに、「イベントの趣旨を考慮すべきだったという指摘は本当だ」「どんな場なのか正確に把握せず行ったのは残念だ。次はこのような議論がないことを願う」といった声も寄せられた。

パク・ミソンの体調回復と復帰に大きな激励が送られるなか、チョ・セホの公開謝罪は騒動をある程度落ち着かせたという前向きな評価を得たようだ。視聴者からは「互いを尊重する姿がとても良かった」と、2人の率直な再会を応援する声が相次いでいる。
(記事提供=OSEN)



