スターバックスにて、本日より秋の新作として『洋なし 生キャラメル フラペチーノ』(店内価格:700円)が販売されている。
今回の新作は、シャキッと食感の洋なし果肉と生キャラメルのソースに、洋なしベース×ミルクのフラペチーノを重ね、仕上げにラ・フランス果汁のソースをホイップにのせた、層ごとの変化を楽しめる秋のスイーツフラペチーノだ。この記事では、洋なし果肉と生キャラメルがとろけ合う同商品を実食レポートする。

「ラ・フランスソース」が彩るマーブル模様の華やかなルックス

スターバックスの新作「洋なし 生キャラメル フラペチーノ」は、やわらかなイエローとホイップの白が映える上品なルックス。トップにはホイップクリームの峰をなぞるようにラ・フランスソースがとろりとかかり、上から見ると淡い黄色がマーブル状に広がる。
側面からは、洋なし×ミルクのベースがシャリっとした氷と混ざるアイボリーの層、最下層には琥珀色の“洋なし果肉+生キャラメル”のソースがくっきり。ホイップはふわっと軽く、ソースのフルーティな香りがほのかに立ちのぼる。見た目からして“果実のフラペチーノ”らしい清々しさと、キャラメルのコクがほのかに感じさせる一杯だ。
上層は爽やか、下層は濃厚!ひと口ごとに変わる味のコントラスト
まずはホイップとラ・フランスソースをすくってひと口。ソースはコクがありつつ甘めで、後味はすっきり。一方のホイップは甘すぎずミルキーで、ソースときれいに調和する。ケーキのクリームと果物を思わせるまとまりで、上からの一口だけで洋なしの上品な香りがふわりと伝わる。

ストローを底まで差し込むと、まず届くのは濃密でコクのあるボトムソース。しっかりした甘さながらくどさはなく、ごろごろ入った洋なし果肉のシャキシャキ食感とよく合う。噛むほどにみずみずしさが広がり、後味はすっと軽い。次のひと口へ自然に手が伸びる仕立てだ。

最後はストローを上下に動かして軽くミックス。ごろごろシャキシャキの洋なし果肉と甘さ控えめのミルクベースがなめらかに溶け合い、口当たりはすっきり。主役はあくまで果肉の芳醇さで、キャラメル感はほとんど前に出てこない。ただ、最近のやや落ち着いた気温のなかではやや涼やかに映る爽やかさがあり、できればもう一か月早く「真夏」に出会いたかったと思わせるフラペチーノだった。
全体を通して飲み進めると、果肉のジューシーさとキャラメルのほのかなコクが交互に顔を出し、まるで洋なしのタルトをひんやりドリンクで味わっているような満足感がある。ひと口ごとに新しい表情を見せる仕立てで、甘党はもちろん、爽やかな果実感を楽しみたい人にもおすすめの一杯だ。