凪良ゆうの第20回本屋大賞受賞作「汝、星のごとく」の実写映画化が決定した。横浜流星と広瀬すずがW主演を務め、「新聞記者」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人が監督する。2026年の公開を予定している。
同作は瀬戸内の島を舞台に、京都から転校してきた男子高生・青埜櫂と島で生まれ育った女子高生・井上暁海が出会い恋に落ちるも、それぞれの運命に翻弄される15年間を描く物語。シリーズ累計発行部数100万部超えのベストセラーとなっている。

横浜は「奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝している。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けますのでご期待下さい」とコメント。広瀬は「何とも言えない、でも素直な愛のかたちが沢山あり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたらいいな、と思います」と温かなコメントを寄せた。
藤井監督は「この作品は、主演の横浜流星の熱い想いから実現した映画であり、その想いに僕も応えたい一心で覚悟を持って鋭意製作中です。また、広瀬すずさんとのはじめての作品創りも心から楽しみにしています」と期待を覗かせた。

脚本は「おかえりモネ」「コード・ブルー」シリーズなどを手がけた安達奈緒子が担当。安達は「『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。その声を受け取っていただけたらと思います」とコメントを寄せている。

原作者の凪良ゆうは「横浜流星さんと広瀬すずさんという、わたしにとって大切な存在であるお二人と再びご一緒できる幸運に感謝している。監督の藤井道人さん、脚本の安達奈緒子さんをはじめとした映画チームも、この物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています」と大きな期待を寄せている。撮影は2025年7月より開始、公開は2026年を予定している。