松本隆の作詞家生活55周年を記念するBS日テレ特別番組『作詞家・松本隆 ことばの冒険 ~A面だけじゃ語れない~』が、5月22日よる8時から放送される。

同番組は松本のヒットメーカーとしての顔をA面として、社会の常識や壁を“ことばの力”で壊しつづける顔をB面として描く音楽ドキュメンタリー。世代を超えて愛されてきた名曲とともに、松本の“55年”をつづり、“今”に密着していく。

松本が70代で初めてパーソナリティーを務めるレギュラー番組『松本隆 風街ラヂオ』(TBSラジオ)に密着。ゲストには数多くの詞を提供した近藤真彦が登場し、デビュー曲『スニーカーぶる~す』の歌詞を受け取った時の思いなど、興味深い話が語られる。

さらに、カメラはデビュー40周年の斉藤由貴のコンサートへ。斉藤は松本が作詞したヒット曲『卒業』を歌うと、客席の松本をサプライズで紹介し、観客から割れんばかりの拍手が送られる。そしてカメラは終演後の楽屋に向かい、温かいトークが繰り広げられる。

作詞家・松本の最初の大ヒット曲は、太田裕美『木綿のハンカチーフ』。ゴールデンコンビと言われた作曲家・筒美京平との作品だ。都会と田舎の遠距離恋愛ですれ違う恋人たちを描いたこの曲には、実はモデルがいたという。番組には、このモデルとなった男性が登場し、知られざる名曲誕生の秘話が明かされる。
なお、番組のナビゲーターは、雑紙の対談をきっかけに四半世紀にわたり松本と交流がある阿川佐和子が務める。