NHKの連続テレビ小説『あんぱん』より、朝田家の三女・朝田メイコ役を演じる原菜乃華のオフィシャルコメントが公開された。

原はメイコ役が決まったときの心境について、「朝ドラはいつか出演できたらいいなぁと思っていた夢の場所だったので、すごくうれしかったです。メイコはザ・末っ子という感じで、愛嬌があって、すごくかわいらしいキャラクターですよね。最初にこの役が決まったときは、朝ドラの愛されキャラを演じるということに責任の大きさを感じ、緊張していたんです。でも、朝田家の皆さんがあたたかくて。セットに入って皆さんとお芝居をするだけでメイコにしてもらえたので、特にプレッシャーなどは感じずに臨むことができました。メイコ役として、皆さんに愛されるような妹を目指せたらいいなと思っています」と述べた。

またメイコにとっての長女・のぶ(今田美桜)、次女・蘭子(河合優実)の存在については、「のぶ姉ちゃんは、飾らず、まっすぐで、やると決めたことをやり通す力がすごく強いです。迷うことがあったとしても、一度『これだ!』と決めたら、そこに向かって最速で走り抜けることができる人なので。頼もしいお姉ちゃんだなと思いますし、メイコとしても勇気をもらえる存在です。蘭子姉ちゃんは、常に周りを俯瞰して見ていて。メイコのお世話もしてくれますし、どこかお母さんのような、甘えたくなる存在だと思います。のぶ役の今田さんと蘭子役の河合さんは、やさしくて穏やかで、最初からたくさんお話してくださいました。私が出演している他の作品を見てくれていて、その感想を伝えてくださるんです。お芝居でもすごく頼りになりますし、お二人がお姉ちゃんで本当によかったなと思う毎日です」とその想いを明かす。

第7週では、メイコが健太郎(高橋文哉)と出会い、恋に落ちる場面も描かれている。このシーンについて、原は「メイコからすると、健太郎さんは初めて出会うタイプの人だったんだろうなと。最初に会ったときも、変な人だなと思うような強烈なキャラクターですし(笑)。のぶ姉ちゃんと嵩(北村匠海)さんを仲直りさせるために二人で奮闘する場面もありますが、メイコとしては、健太郎さんの、人のためを思ってまっすぐ突き進めるところや、常に人を笑わせようとしている姿勢に心を打たれたんじゃないかなと思います。あとはやっぱり、自分の歌をストレートに褒めてくれたことが、すごくうれしかったんでしょうね。メイコの初恋ですし、恋する乙女の顔を見て、視聴者の皆さんに朝からキュンキュンしていただけたらいいなと思います」とコメント。


最後は視聴者へのメッセージとして、「辛いこともあるけれど、進み続けなければならない。そんな気持ちにさせてもらえる、強い力がある作品だと感じています。ありふれた日常の中にある幸せに改めて気付かせてくれるような、あたたかいストーリーですし、何よりのぶ姉ちゃんがどんなことがあってもまっすぐ進んでいってくれるので。その姿を見て、少しでも前を向いて生きていこうという気持ちになってもらえたらうれしいです」と伝えている。