【韓国ドラマ】『九尾の狐とキケンな同居』「あらすじ」・「キャスト」・「見どころ」まとめ | RBB TODAY
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【韓国ドラマ】『九尾の狐とキケンな同居』「あらすじ」・「キャスト」・「見どころ」まとめ

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【韓国ドラマ】『九尾の狐とキケンな同居』「あらすじ」・「キャスト」・「見どころ」まとめ
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 チャン・ギヨンと女性アイドルグループ「Girl's Day」のメンバー、イ・ヘリが共演する『九尾の狐とキケンな同居』が、Netflixで配信中だ。

 『恋愛ワードを入力してください~Search WWW~』で、年下男子の魅力を炸裂させたチャン・ギヨンが、本作ではあと少しで人間になれる999歳の九尾の狐、シン・ウヨを演じる。

 そんなウヨとひょんなことから同居をすることになった女子大生のイ・ダムを演じるのが、イ・ヘリ。ちょっぴりがさつだけれども、心優しく芯の強い女性を魅力的にみせている。

 その他、ダムの大学の先輩、ケ・ソヌ役に『シュルプ』『なぜ、オ・スジェなのか』など話題のドラマに出演しているぺ・イニョク、ウヨの友だちで元九尾狐、ヤン・ヘソン役を『スタートアップ:夢の扉』で、主演のぺ・スジの姉役を演じたカン・ハンナが演じるなど、魅力的なキャストがそろった。

■筆者プロフィール
咲田真菜
舞台・映画・韓国ドラマの執筆を手掛けるフリーライター。映画『コーラスライン』でミュージカルに魅了され、あらゆる舞台を鑑賞。『冬のソナタ』で韓国ドラマにハマって以来見続け、その流れで韓国映画、韓国ミュージカルにも注目するようになる。好きなジャンルはラブコメ、ファンタジー、法廷もの。ドロドロした愛憎劇は苦手。好きな俳優はイ・ビョンホン、イ・ジョンジェ、ヒョンビン、キム・ドンウク、チャン・ギヨン。いつか字幕なしで鑑賞したいと韓国語を勉強中。


(以下、物語の内容にふれるネタバレあり)


あらすじ:



ソグァ大学歴史学科に在籍する女子大生、イ・ダム(イ・ヘリ)は、平凡ながらも楽しい大学生活を送っていた。ある日、友人のト・ジェジン(キム・ドワン)が恋人にフラれ、親友のチェ・スギョン(パク・キョンへ)と慰め会をしていた。酔ったジェジンを送る途中、シン・ウヨ(チャン・ギヨン)と出会う。

ウヨは知性あふれるイケメン作家だが、実は999歳の九尾の狐だった。人間になるために人間の精気を集めた「玉」を大事にしてきたのだが、転びそうになったダムを支えた衝撃で、ダムがウヨの大切な玉を飲み込んでしまう。

玉を取り返したいウヨは、自分の正体を明かしてダムに同居を提案。ダムも玉のせいで体調が悪くなるため、なんとかしたいとウヨの提案を受け入れ、奇妙な同居生活がスタートする。


登場人物&キャスト



シン・ウヨ(チャン・ギヨン)
999歳の九尾の狐。恐ろしい生き物といわれている九尾の狐のイメージとは違い、落ち着いた紳士的な雰囲気が漂う優しい狐。人間になることを目指して人間の精気を「玉」に集めてきたが、ある日大学生のダムがウヨの玉を飲み込んでしまったために、ダムと同居することになる。

ウヨを演じたチャン・ギヨンは、『恋愛ワードを入力してください~Search WWW~』で、イム・スジョンの年下の恋人役を演じ、『今、別れの途中です』では、ソン・ヘギョと共演して話題となった。

イ・ダム(イ・ヘリ)
ソグァ大学歴史学科に在籍する女子大生。仲の良い友人たちと適度に遊びつつ、真面目に大学の授業に出席する学生だ。ある日、友人のト・ジェジンが失恋し、酔っ払って帰る道すがら、ウヨと出会い玉を飲み込んでしまったことから奇妙な同居生活が始まる。

ダムを演じたイ・ヘリは、女性アイドルグループ「Girl's Day」のメンバー。『おいしい人生』で女優デビューして以来、数々の話題作に出演。『百人力執事 ~願い、かなえます~』で、死者の最後の願いをかなえる葬祭ディレクターを演じた。

ケ・ソヌ(ぺ・イニョク)
ダムの先輩で「ソグァ大学の色男」との異名を持つ男性。全く自分に関心を持たないダムが気になって仕方がない。

ソヌを演じたぺ・イニョクは、『シュルプ』で、王妃を演じたキム・ヘスの長男で世子を演じ、知的で穏やかな雰囲気に注目が集まった。

ヤン・ヘソン(カン・ハンナ)
九尾の狐から人間になったウヨの友人。ウヨより年下だが、先に人間になったことを自慢するが、実はウヨのことを何かと気に掛ける気のいい人物。

ヘソンを演じたカン・ハンナは『スタートアップ: 夢の扉』で、ぺ・スジの姉を演じ、学歴、財力、美貌を兼ね備えた若き実業家をクールに演じた。


見どころ



977歳差の2人が奇妙な同居生活を始める


1.イ・ヘリの「顔芸」にくぎ付けに!

 本作でまず驚くのが、イ・ヘリが演じるダムのコロコロ変わる豊かな表情だ。アイドルらしからぬ、もはや顔芸といっていい演技にくぎ付けになる。初めてウヨが九尾の狐の姿になってダムの前に現れた時、驚いて目をむき、失神してしまう表情は見事としか言いようがない。

 さらにダムが大学の先輩、ケ・ソヌ(ぺ・イニョク)とデートをすることになってしまい、ソヌに嫌われたいダムがどうすればいいのかウヨに相談するところが面白い。ウヨが「いつも着ている犬がプリントされたTシャツを着ては? ダサいしみすぼらしい」と語り、お菓子をバリバリ食べながらソファで寝そべるダムのがさつな姿が大写しになるシーンで大爆笑する人もいるだろう。

 最初はウヨが自分に危害を加えるのではないかと身構えていたダムだが、こうしたやり取りを通して2人は次第に打ち解け合っていく。特に歴史学科に在籍するダムにとって、999年生きてきたウヨは、まさに生き字引なので、話も弾む。

 二人が打ち解け合うと、ダムは「九尾の狐さんは呼びづらいから…」とウヨのことを長老(オルシン)と呼ぶように提案し、ウヨも了承する。韓国では年配者に対し、敬意をこめて長老(オルシン)と呼ぶが、満面の笑顔で「オルシン!!」とウヨに話しかけるダムの姿が、本当にかわいらしい。

 そんな明るくてちょっぴりがさつで元気なダムが、ウヨと恋に落ちた物語の後半は、魅力的な女性へと変貌していく。芯が強くて一本気なところは変わらないのだが、ガツガツとジャージャー麺を食べていた女の子が、ウヨのことを一途に想い、素敵なレディーになっていく姿を、ヘリは魅力的に演じている。

 最終話が近づくにつれて涙があふれるシーンが続出だが、最初から最後までダムを演じるヘリの熱演から目が離せない。

2.チャン・ギヨンの低音ボイスにしびれる

 年下男子を演じれば右に出る者はいないと筆者が勝手に思っているチャン・ギヨン。999歳の九尾の狐・ウヨを演じることは、彼にとって大きな挑戦だっただろう。

 ウヨは、パッと見ただけでは決して九尾の狐とは分からない。物腰柔らかく紳士的で、長身かつイケメン。ウヨに夢中になってしまう人間の女性も多い。九尾の狐らしく道術も使えるが、ピンチの時しか使わないようにしているようだ。

 そんなウヨはダムに対して、実に思いやり深い。ダムより977歳も年上なのにダムに対して「ダムさん」と礼儀正しく呼びかけるのだが、その低音ボイスがたまらなく魅力的だ。そして見た目は若いけれど、手を後ろに組んでゆっくりと歩く姿に、999歳の長老の雰囲気を漂わせている。

 ウヨは長年生きてきた年の功ともいうのか、人間のふりをするのがすごく上手だが、やはり九尾の狐なので人間の感情の機微に鈍感なところがある。そんなウヨに対して素直に感情をぶつけてくるダムの存在は新鮮で、ウヨは次第に惹かれていくようになる。

 ダムに対しては一貫して優しい対応をするものの、700年以上の付き合いがある元九尾狐のヤン・ヘソン(カン・ハンナ)への塩対応が面白い。ヘソンは明るくて気のいい人物だが、九尾狐時代から勉強はできなかったとみえ、ヘソンの言い間違いにクールに突っ込むウヨはなかなか嫌味だ。ウヨとダム、ウヨとヘソンのやり取りを見比べるのも、この物語の楽しみの一つといえるだろう。

3.魅力的な元九尾狐を演じるカン・ハンナの愛らしさ

 元九尾狐で、ウヨとは長い付き合いのヤン・ヘソンを演じるカン・ハンナが魅力的だ。

 ハンナといえば、冷たい女性を演じるイメージがあるが、今回はとびっきりの美女だけれどあまり教養がない元九尾狐をキュートに演じている。スタイル抜群のハンナがミニスカートで登場するだけで華やかな雰囲気があるが、ウヨとヘソンの面白おかしい「毒のある」やり取りに笑ってしまう。

 そんなヘソンだが、実はウヨが人間になるのを諦めているのではないかと心配している。特にダムとの恋愛が分かってからは、ひそかに2人の力になるなど陰ながら支えてくれる唯一の人物だ。

 最初はその美貌からダムとウヨの間を邪魔する存在になるのかと不安に思ったが、邪魔するどころかウヨとの真の友情に涙する場面もあるだろう。物語のラスト、ウヨのことを想って号泣する姿に視聴者もつられて泣いてしまうこと請け合いだ。

4.ぺ・イニョクが嫌味なモテ男を好演

最初は興味本位でダムに近づくソヌだが…


 「ソグァ大学の色男」との異名を持ち、実家も金持ちで高スペックな男子、ケ・ソヌを演じるのがぺ・イニョクだ。

 ソグァ大学の女子学生から絶大な人気があるソヌだが、ダムにとっては全く興味のない存在。それどころかウヨの玉をお腹に持っているダムにとって、寅年生まれのソヌは絶対に近寄ってはいけない存在なのだ。

 必要以上に自分を避けるダムに興味がわき、最初は遊び半分でちょっかいをかけるのだが、次第にダムの飾らない性格に惹かれていくようになる。

 しつこくダムに付きまとうソヌは、かなりうっとうしい存在だ。しかし次第にダムのことが好きになっていく様を見ていると、「ソグァ大学の色男」と言われながら、ちゃんとした恋愛はしてこなかったのかな…と思ってしまう。意外に純粋なソヌをイニョクは魅力たっぷりに演じているのだ。


 注目のキャストたちが織り成す、ファンタジーラブコメディー。全16話だが、中だるみすることなく最後まで完走できる満足度の高い物語だ。ラストは涙なしでは見られないため、ハンカチは必須。温かい気持ちになれるエンディングなので、筆者はすでに3回見ているが、筆者だけでなく「もう一回見たい!」という気持ちになる人はきっと多いだろう。

 なおDVD-BOX は、2024年1⽉10⽇(水)より発売される。

『九尾の狐とキケンな同居』Netflixで配信中

『九尾の狐とキケンな同居』商品情報

【発売⽇】
DVD-BOX1:2024年1⽉10⽇(水)
DVD-BOX2:2024年2⽉2⽇(金)

【価格】
各 17,160円(税込)
《咲田真菜》
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