韓国ドラマ『弁論をはじめます。』チョン・リョウォン&イ・ギュヒョンの掛け合いが面白い法廷ミステリー | RBB TODAY
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韓国ドラマ『弁論をはじめます。』チョン・リョウォン&イ・ギュヒョンの掛け合いが面白い法廷ミステリー

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韓国ドラマ『弁論をはじめます。』チョン・リョウォン&イ・ギュヒョンの掛け合いが面白い法廷ミステリー
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Disney+(ディズニープラス)で、2022年9月21日から配信されている韓国ドラマ『弁論をはじめます。』。

大手法律事務所・張山(チャンサン)で、勝訴率1位の弁護士、ノ・チャッキ(チョン・リョウォン)と、チョンハ市で国選弁護士として働く変わりものの弁護士、チャ・シベク(イ・ギュヒョン)。全く考え方が異なる2人の弁護士が、ふとしたことで机を並べて働くこととなり、資産家連続殺人事件に巻き込まれていくリーガルミステリーだ。

すでに1話から4話が配信されているが、ドラマの見どころと今後の展開について紐解いてみたい。(以下ネタバレあり)

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チョン・リョウォンが演じる敏腕弁護士



大手法律事務所のエース弁護士だったノ・チャッキ


大手法律事務所・張山(チャンサン)のエース弁護士として活躍するノ・チャッキを演じるのがチョン・リョウォン。『検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~』『魔女の法廷』で検事を演じ、今作は3度目の法廷ものとなる。

勝訴するためには手段を選ばず、長時間労働もいとわないチャッキは、事務職員からは煙たがれ「魔王」というあだなで呼ばれている。そして勝つ見込みがない案件や報酬に見合わない仕事は引き受けないポリシーを持っているため、チャッキを目の敵にする人も少なくない。

すでに4話が終わったところで、チャッキは幼い頃に両親を亡くし、祖母によって育てられたことが分かっている。「親がいない」ということで差別を受けてきたとみられ、反骨精神から必死に勉強をして弁護士になり、富と権力を得るために馬車馬となって(物語の中では、『張山の犬』と表現しているが)働いてきたのだ。

金や権力に目がなくプライドが高い女性であることは否定できないが、チャッキの根っこにあるのは、まぎれもなく正義感だ。それゆえに事件に巻き込まれた幼なじみを救うため策を練り、結果的に張山を裏切る行為をする。しかしそのことが上司である代表弁護士、チョン・ギド(チョン・ジニョン)にバレてしまい、地方都市・チョンハ市に左遷されてしまう。

不本意ながらも、国選弁護士として働くことになってしまうチャッキだが、変わり者の弁護士・チャ・シベクと同じ空間で仕事をするにつれ、弁護士としての考え方に変化が訪れる。

リョウォンの名を広く知らしめたのは、名作『私の名前はキム・サムスン』でキム・ソナが演じた主人公の恋敵・ヒジン役といっていいだろう。この時も知的で上品だけれども、同性からはあまり好かれないタイプのキャラクターを演じていた。

今作でも「ちょっと嫌味な女性」を演じているわけだが、そうした役どころをどこか憎めないキャラクターに仕上げるところがリョウォンの上手さだと感じる。

チョンハ市に住むことになり、ソウルとは違った不便さにぶつくさ文句を言っている姿や、なんとかして張山に返り咲こうと、さまざまなコネを使ってあがいている様子は、思わず吹き出してしまう滑稽さがあり、かわいらしささえ感じてしまう。


イ・ギュヒョンが二面性のある人情派弁護士に



風変りだが信念を持つ弁護士、チャ・シベク


チャッキとは真逆で、貧しい人を助けたい一心で国選弁護人として働いているチャ・シベク。信念を持っているが、勝訴率が低くお金がない貧乏弁護士だ。しかも住んでいる家の大家にさえ弁護士だと信じてもらえない、ちょっと変わった雰囲気を持っている。

裁判の相手方弁護士としてチャッキと初めて会ったシベクだが、高級な時計を身に着け、高級車に乗るチャッキに嫌悪感を抱く。しかし何の因果か、机を並べて働くことになってしまうわけだが、それを知った時のシベクの落胆ぶりはなかなかなものだ。

シベクを演じるイ・ギュヒョンが出演している作品で印象的だったのは、チョ・スンウ主演の『秘密の森~深い闇の向こうに~』で演じた検事役だ。チョ・スンウが演じる検事、ファン・シモクの味方かと思いきや、実は殺人犯だった…という非常にインパクトのある役を演じた。

実は今作でも「まさかの犯人」という役になるのではないか…とザワザワしている人もいるのではないだろうか。すでに物語の中で殺人事件が2つ起きているのだが、それらにシベクが関わっているのではないかと匂わせている。犯人が付けていた時計と同じ時計をシベクが身に着けているところは、今後物語が展開していくにあたってのキーポイントになるだろう。

穏やかな人情派弁護士である一方、傍若無人な金持ちに対しては怒りをあらわにする激しさといった二面性を持ち合わせているシベク。彼が何者なのか、気になってならない。


キーマンとなりそうな、張山の代表弁護士・チャン・ギド



何を考えているのか読めないチャン・ギド


早くも視聴者を翻弄するシーンがたくさん出てきている本作。今後、物語がどのように展開していくのか非常に気になるところだ。

殺されたのは、張山のクライアントでもある、傍若無人なカンソン製薬の代表とクムシン電気の代表。この2人は張山と関わりがあるだけでなくシベクとも深い関係がある。

シベクが2人を殺した…となると、あまりにも単純すぎるような気がするが、これまでの展開を見る限り全く無関係ではないだろう。どういういきさつがあるのか、今後明かされていく内容に注目したい。

そして目が離せないのは、張山の代表弁護士・チャン・ギドだ。紳士的な風貌だが、腹の中では何を考えているのか分からない人物で、政界へ進出する野望を持っている。

演じているのは『トンイ』で凛々しい武官姿を見せたチョン・ジニョン。トンイを支え、王のみならず部下からも信頼の厚い親衛隊の隊長を演じたことで日本でも名前が知られたが、今回の役どころはチャッキにとって敵なのか味方なのか、今のところはっきりしない。しかし間違いなく物語のキーを握っていると思われるので、今後も注目していくべき人物だろう。

また、チャッキとシベクの間には、信頼関係や愛は生まれるのか? これも気になるところだ。現在のところは、水と油のような2人なので口論が絶えないが、その掛け合いが漫才のようで面白く、微笑ましくも思える。

シリアスな内容のリーガルミステリーにしては、2人の掛け合いに「ぷっ」と笑ってしまうこともしばしば。実にいい感じのスパイスになっているのだ。チャッキはシベクに対して心を開きかけているので、今後2人の関係が変わっていくことは間違いないだろう。

ディズニープラスの公式サイトに、「愛する人を殺した犯人を彼女は弁護できるのか」と書いてあるところがとても気になる。この言葉の意味するところは何なのか、今後の展開に注目だ。

※『弁論をはじめます。』ディズニープラス スター独占配信中
(c) 2022 Disney and related entities

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■筆者プロフィール

咲田真菜

舞台・映画・韓国ドラマの執筆を手掛けるフリーライター。映画『コーラスライン』でミュージカルに魅了され、あらゆる舞台を鑑賞。『冬のソナタ』で韓国ドラマにハマって以来見続け、その流れで韓国映画、韓国ミュージカルにも注目するようになる。好きなジャンルはラブコメ、ファンタジー、法廷もの。ドロドロした愛憎劇は苦手。好きな俳優はイ・ビョンホン、イ・ジョンジェ、ヒョンビン、キム・ドンウク、チャン・ギヨン。いつか字幕なしで鑑賞したいと韓国語を勉強中。
《咲田真菜》
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