韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは? | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?

エンタメ 映画・ドラマ
韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
  • 韓国ドラマ『ビッグマウス』イ・ジョンソク&イム・ユナが巨大な悪と対峙 悪人だらけの物語の見どころは?
Disney+(ディズニープラス)で、2022年7月29日から配信されている韓国ドラマ『ビッグマウス』。イ・ジョンソクが除隊後、初の出演ドラマとして注目されている。『あなたが眠っている間に』のオ・チュンファンが監督を務め、初共演となる少女時代のイム・ユナと夫婦役を演じる。

勝率10%の三流弁護士、パク・チャンホ(イ・ジョンソク)が、ある殺人事件の弁護を引き受けたことから、数々の事件に関わってきた天才詐欺師「ビッグマウス」にでっち上げられ、巨大な悪と戦うことになる。

本作の見どころを2回にわたって紹介したい。(以下ネタバレあり)

※ディズニープラスがなんと最初の1か月199円(期間限定特典)


イ・ジョンソクが底なし沼の陰謀に巻き込まれる



刑務所で辛い目に合うチャンホ


イ・ジョンソクにとって記念すべき除隊後初の出演ドラマは、マクチャンドラマの真骨頂を味わえる作品だ。初共演となるイム・ユナと夫婦を演じ、狂ってしまった運命の歯車に翻弄されていく。

ジョンソクが演じる弁護士のパク・チャンホは、勝率10%という三流弁護士だ。高校の同級生だった看護師のコ・ミホ(イム・ユナ)と結婚し、ミホの父親でチャンホの弁護士事務所の事務長を務めるコ・ギグァン(イ・ギヨン)と3人で慎ましく暮らしていた。

ある日詐欺事件にあい、その弁護人も務めたが裁判にも負けて弁護士として窮地に立たされる。弁護士業を廃業しようかと思い詰めていたところ、クチョン市の市長、チェ・ドハ(キム・ジュホン)から、クチョン大学病院で起こった殺人事件の弁護の依頼を受ける。

世間的にも注目を浴びている事件の依頼に戸惑うチャンホだったが、着手金に目がくらみ引き受けてしまう。しかしこれをきっかけにチャンホの運命が大きく動き出す。

身に覚えのない麻薬使用の疑いで逮捕され、クチョン刑務所に入れられただけでなく、世を騒がせている天才詐欺師「ビッグマウス」にされてしまい、殺人、汚職など数々の不正を目の当たりにしていく。

イ・ジョンソクは、『ピノキオ』で正義感あふれる記者を演じ『ロマンスは別冊記録』ではラブコメに挑戦していたが、筆者の中では『あなたが眠っている間に』で演じた検事役も印象的だった。

『あなたが眠っている間に』は『ビッグマウス』と同じく、オ・チュンファン監督作品。「未来を夢に見る」というファンタジーの部分や、未来で起きる事件を必死に阻止していこうとするサスペンス的な要素もあるため本作と比較しながら見たのだが、『ビッグマウス』は全く趣が違う作品に仕上がっている。

『あなたが眠っている間に』では、時折コメディー要素も盛り込まれ癒しになったが『ビッグマウス』では皆無。登場人物のほとんどが悪人だというところが大きな違いだろう。

物語の前半、クチョン刑務所送りになってしまったチャンホは、刑務所の中でとことん痛めつけられる。刑務所長のパク・ユンガプ(チョン・ジェソン)をはじめとして、チャンホはまるでライオンの中に投げ入れられたかのようなひどい扱いを受ける。

金に目がないユンガプ


「刑務所の職員がこんなに悪人でいいのか?」と突っ込みを入れたくなることもあるのだが、犯罪者はもちろんのこと、刑務官たちも金と権力にまみれたひどい場所なのがクチョン刑務所なのだ。

その背景に、表向きはクチョン市を豊かな街にした貢献者といわれている超富裕層たちの権力がはびこっているといっていいだろう。その象徴的な組織が、セレブしか入会が許されないNRフォーラムであり、リーダーのコン・ジフン(ヤン・ギョンオン)。その背後には、絶大な権力を持つ長老(チョン・グクファン)が君臨している。そして自身の子ども時代の事故を利用したドハが、すべての権力を手に入れようと虎視眈々と狙っている。

刑務所に入れられ、すべてに絶望していたチャンホだが、やがて愛する妻・ミホと義父を守るため、自身の置かれている状況を受け入れ、天才詐欺師ビッグマウスになりきって悪と対峙していこうと決意する。

刑務所で過ごすうち、次第にチャンホの顔つきが変わっていく


一連のチャンホの変貌が劇的で、この物語の大きな見どころといえる。最初は自信のないおどおどとした態度でボコボコにやられっぱなしだったチャンホが、ビッグマウスに仕立てあげられてからは、どこにそんな自信が残っていたのだろうと思うほど、顔つきが凛々しく影のある男に変貌していく。

人というのは、権力を持つと変わっていくものなのか…と改めて感じるほど、ジョンソクはその変化を上手く表現している。前半のおどおどした弁護士も良いが、悪と対峙するためキリっとし、皮肉な笑顔を浮かべるジョンソクにときめく人も多いことだろう。


イム・ユナは身を粉にして夫をサポートする賢妻を熱演



チャンホを信じ続けるミホ


イム・ユナが演じるミホは、看護師をしているチャンホの妻。高校時代から何かとチャンホを気にかけ支えてきた。

今回も突然チャンホが刑務所行きになってしまい、挙句の果てには希代の詐欺師・ビッグマウスだと言われても「きっと何か事情があるに違いない」と夫を信じ続ける。そして信じるだけでなく、自ら悪の巣窟に飛び込んでいく勇気のある女性でもある。

そもそものきっかけとなったクチョン大学病院で起きた殺人事件の真相を探るべく、看護師として転職。そこで院長を務め、NRフォーラムでも力を持つドハの妻、ヒョン・ジュヒ(オク・ジャヨン)に目を付けられながらも、しぶとくくらいついていく。そして複雑に絡み合った糸がほどけ真相に近づいていくと、看護師として刑務所に潜入するなど、自ら事件の核心に近づいていく行動力がある。

ただ、後先考えずに危ない橋を渡るので、まわりをヒヤヒヤさせる。その無鉄砲さゆえに物語の後半、ミホの身に危ないことが起きてしまう。自分の身に起きた不幸に絶望し、チャンホをはじめとした家族を思いやるミホに涙が出る。


誰も信じられない? 登場するのは悪人ばかり



富と権力で悪のかぎりを尽くすジフン


本作は、主人公のチャンホとともに「一体誰を信じていいのか分からない」という底なし沼にはまっていくところがポイント。つまり登場する人物の多くが悪人だということだ。

例えば、一世を風靡した韓国ドラマ『愛の不時着』で、ウォンビン演じる北朝鮮将校の部下、ピョ・チス役を演じ、日本でも一躍その名を広げたヤン・ギョンウォンが、今作では鼻につくセレブな極悪人、コン・ジフンを演じている。

『愛の不時着』で演じたようなお茶目な三枚目キャラクターではなく、平気で人を殺め、自身の富と権力を十二分に使って悪のかぎりを尽くしてきたとんでもない男だ。その極悪非道ぶりはなかなかの怪演で、彼の演技力の確かさを目の当たりにした。

最初はチャンホの味方かと思ったが…


そしてチャンホをとんでもない事件にひきずりこんだチェ・ドハを演じているキム・ジュホンもなかなかの悪人ぶりだ。韓国ドラマ『スタートアップ』では、ぺ・スジが演じるダルミの父役を演じ、家族のために奔走する優しい父親像に心を打たれたが、今回は物語の前半でこそ「チャンホの味方なのか?」と思わせながら、とんでもない食わせ者だったことが分かる。

本性を出して、チャンホを殺そうとした時の狂気に満ちた演技は、芝居と分かっていながらゾクゾクっとした。

この二人を筆頭に、先に述べたクチョン刑務所長のパク・ユンガプをはじめとして「小悪」たちは枚挙にいとまがない。

そして今回の悪行を取り仕切っている黒幕と思われた、長老を演じるチョン・グクファン。数々の韓国ドラマで悪役を演じ、重厚な演技に定評がある。最終的にチャンホが戦うラスボスだと思いきや、あっさりドハに殺されてしまった。「え? ここで殺されるの?」と拍子抜けした人もいるだろうが、こうした意外な展開もマクチャンドラマならではの楽しみ方だろう。


本物の「ビッグマウス」と長老が殺された先の展開は?



クチョン市長選に挑むことになったチャンホ


本物のビッグマウスは、チャンホが刑務所に入っていた頃、同部屋だったノ・バク(ヤン・ヒョンウク)だと分かったのも束の間、こちらもあっさり抹殺されてしまった。チャンホと手を組み、いよいよ悪の中枢と対決すると思っていた矢先のことだ。

本物のビッグマウスは、あっさり抹殺されてしまった


チャンホを助けるために義父と一緒に奔走してくれた友人の弁護士(オ・ウィシク)が、ビッグマウスの手下だったことが判明したり、チャンホが目的のためとはいえジフンと手を組んでクチョン市長選に出馬したりと、通常ではありえない展開が繰り広げられている。

信じていた友人は、ビックマウスの手下だった


次回は最終話となる15話、16話で、どのような結末を迎えたのか取り上げていきたい。

※『ビッグマウス』ディズニープラス スター独占配信中

※ディズニープラスがなんと最初の1か月199円(期間限定特典)
■筆者プロフィール

咲田真菜

舞台・映画・韓国ドラマの執筆を手掛けるフリーライター。映画『コーラスライン』でミュージカルに魅了され、あらゆる舞台を鑑賞。『冬のソナタ』で韓国ドラマにハマって以来見続け、その流れで韓国映画、韓国ミュージカルにも注目するようになる。好きなジャンルはラブコメ、ファンタジー、法廷もの。ドロドロした愛憎劇は苦手。好きな俳優はイ・ビョンホン、イ・ジョンジェ、ヒョンビン、キム・ドンウク、チャン・ギヨン。いつか字幕なしで鑑賞したいと韓国語を勉強中。
《咲田真菜》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top