郷ひろみが、31日放送の『日曜日の初耳学』（TBS系）に出演。スターに上り詰めるまでの数々の“偶然”について語った。
それは1971年、郷が15歳のとき。彼の写真をなぜか持っていた近所のおばさんが、ある映画のオーディションに勝手に応募したのだという。本人はその後、合格通知が来て初めてそれを知ったと語った。
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彼は一度はオーディションに「行く」と言ったものの、怖じ気づいて「やっぱり行きたくない」と拒否。すると母はいきなり彼をビンタし、「あんたは九州男児なんだよ。男っていうのは、言ったら最後までやるのが男」と叱責。「行くまではやりなさい。そこから先はいいから」と促されて一緒に会場へ。
そして会場にいたのがジャニー喜多川さんだったという。郷は「審査員の1人だったのかな。なぜジャニーさんがいたのか……」と、状況がつかめないのか記憶がおぼろげなのか、とにかくジャニーさんがいたことを振り返った。オーディションを終えた郷のもとにジャニーさんが名刺を出してきて直接スカウトしてきたという。これによって彼は15歳で入所する。ちなみに映画のオーディション自体は落選した。
ジャニーさんから「2週間後、合宿所に遊びにおいで」と言われたという郷。それがまさしくジャニーズ事務所の入所日となったが、「遊びに行って、そのままNHKに連れて行かれたんですよ。そこでNHKのプロデューサーの方とジャニーさんと僕と3人だけでインタビューした」と述懐。「ちょっと15分くらい待っててくれる？」と言われたため待っていると、退席したジャニーさんが戻ってきて「おめでとう、ひろみくん。大河ドラマ決まったから」と思いもかけない報告が。
だが「大河ドラマの大きさも分かっていなかった」という郷だったが、大河ドラマ『新・平家物語』（1972年）での俳優デビューがその場で決定した。そのまま郷はジャニーさんに連れられて、当時人気だったジャニーズのアイドルグループ「フォーリーブス」の北海道・旭川公演へ。舞台の袖で見ているといきなりステージに上がらされる。さらに観客から掛けられた「レッツゴー、ひろみ！」という掛け声から、ジャニーさんが「郷ひろみ」と芸名を決めたと話していた。
