矢沢永吉、35億円詐欺被害の過去 借金を自ら返済 当時は過呼吸で抜け毛に… | RBB TODAY
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矢沢永吉、35億円詐欺被害の過去 借金を自ら返済 当時は過呼吸で抜け毛に…

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 矢沢永吉が、19日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)の単独インタビューに答え、35億円詐欺被害事件について語った。

 かつて世界進出を考えていた彼は、オーストラリアに世界へ発信できる音楽スタジオや音楽学校を作ろうとしていた。そこで銀行から融資した35億円で、ゴールドコーストに広さ1万平方メートルの土地とビル2棟を購入。

 さらに彼は、知り合いの海外のコーディネーターにビル管理を依頼し、現地に法人会社を作った。だが10年後の1997年、現地にあるはずの会社が空き家となっており、コーディネーターも失踪。購入した土地とビルは競売にかけられ、別のオーナーに変わっていた。

 人の手に渡っていたことを知った矢沢は「ビックリを通り越してショックだった。こんなことがあるのか」と回顧。精神的な辛さで「髪の毛どれだけ抜けたか。それで過呼吸。寝ていても過呼吸だったのよ」と振り返った。

 矢沢の手元には35億円の借金だけが残った。一時期、酒におぼれたが、税理士から「本気で矢沢が返すなら、返せない金じゃない」と言われ奮起。2004年に完済したという。この一件は、矢沢が信用していた経理部長とコーディネーターが共謀したものだった。2人は現地警察によって逮捕され、いずれも禁固刑に処せられた。

 35億を返し終えた彼は行きつけの店に向かったという。「日本酒を気づいたら4杯ぐらいストレートで飲んでいた。当然、帰れるわけがない。『助けてくれ!』と携帯をかけて、うちの嫁さんが迎えに来たけどね。あれは今でも忘れない、最高の酒だったよ」と笑っていた。
《杉山実》
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