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太田光、お笑いの審査員を引き受けない理由「笑いにセオリーはない」

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太田光【撮影:こじへい】
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 爆笑問題・太田光が、23日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演。『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)における“漫才じゃない論争”に私見を述べた。

 2020年の『M-1』で優勝したマヂカルラブリーに噴出した“漫才じゃない論争”。こうした議論について太田は「笑いにセオリーなんかないと思っている」と反論。お笑いの賞レースの審査員を引き受けない理由もそこにあると語った。

 さらに彼は「漫才の歴史はたかだか戦後から」と述べ、「伝統芸でもなんでもない」と主張。明治以降、あるいは江戸時代からあった落語・講談・浪曲といった芸に入れなかった「色物」の1つだと説明し、「伝統も何もない」と繰り返し強調。

 また太田は、80年代に巻き起こった漫才ブームによって「さらにブチ壊された」と続けた。例として、ベテランお笑いコンビ「ザ・ぼんち」を挙げ、かつて生放送の番組で、彼らが持ち時間5分のネタを披露した際のエピソードを披露。ぼんちおさむが「うわぁ~!おさ、おさおさ、お~さ…おさ、おさ、おさ…」と言ったままCMに入ってしまい、そのまま終わってしまったと振り返った。

 その上でマヂカルラブリーのネタについて「よくできてるほう」と指摘。だが、彼らのネタをめぐり論争が起きることについて「視聴者が『漫才とはこうあるべき』と決めちゃってるというのがあるかもしれない。形にこだわるというか。ツッコミはこうしなきゃいけない、ボケはこうだ」と分析し、「漫才が学問になっちゃった」と論じていた。
《杉山実》
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