中山七里のミステリー小説『護られなかった者たちへ』が佐藤健主演で映画化 | RBB TODAY
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中山七里のミステリー小説『護られなかった者たちへ』が佐藤健主演で映画化

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(C)2020映画『護られなかった者たちへ』製作委員会 (C)中山七里
  • (C)2020映画『護られなかった者たちへ』製作委員会 (C)中山七里
 中山七里による小説『護られなかった者たちへ』の映画化が決定。佐藤健の主演に加えて、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都の出演が発表された。


 舞台は、東日本大震災から9年後の宮城県内の都市部。全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がった容疑者は砂糖演じる利根という男。彼は、知人を助けるために放火、傷害事件を起こした後、刑期を終えて出所したばかりだった。宮城県警の刑事、笘篠(阿部寛)は殺された二人の被害者から一つの共通項を見つけ出し利根を追い詰めるが.......。一体、彼はどのように生きてきたのか?被害者はなぜこんな殺され方をされたのか?そこには、切なくも衝撃の真実が隠されていた。

 主演の佐藤は「生活保護というシステムの裏に潜む人々の様々な思い、その中でも途方もないやるせなさ、悲しみ、どこへ向ければいいかわからぬ憤り、怒りをぶつけていくことがこの作品での自分の役割だと思っています」と自身の役柄についてコメント。阿部は「今回の物語の舞台は宮城県を中心とした東北地方になりますが、東日本大震災のみならず、日本各地で発生している天災を風化させないためにも、物語を通して記憶と想いを繋げていければと思います」と意気込んだ。

 また、清原は「この映画が誰かの心を温め、これからに繋がる灯火のようなものになれば幸いです」とコメント。吉岡は「今という時代だからこそ生まれるべき映画になればと思います。『64-ロクヨン-』以来の瀬々組、緊張感を持ってワンカットワンカット大事に演じられればと思います」と語った。

 映画『護られなかった者たちへ』は、2020年全国公開。
《KT》
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