2017年、高橋はテレビ・映画と数多くの作品に登場したが、中でも大河ドラマ『おんな城主 直虎』、さらには朝の連続テレビ小説『わろてんか』を1年間同時に撮影。これに対して彼は「NHKさん、ありがとうございます」と深々と頭を下げた。
子役からキャリアをスタートさせた高橋だが、そんな彼の転機となったのが、1999年高校在学中に出た大河ドラマ『元禄繚乱』。だが当時の映像が流れると、スタジオの高橋は苦しそうな表情を浮かべ、「んん……これは、これはどうだ、これはどうなんだ!」とダメ出し。さらに天をあおいだり、歯を食いしばったりしながら、最後は「やめて……」とオンエア中断を訴えていた。
そんな当時の演出家・片岡敬司氏から「演技はその頃からとても上手い人だった」と証言する一方、夕方からは焼き鳥屋のアルバイトを入れていたと暴露されると、高橋は「恥ずかしい、恥ずかしい。片岡さん、それは恥ずかしい」と少し慌てていた。