愛犬家にとって「夢のクルマ」が実現!ホンダがInterpetsで初公開へ | RBB TODAY

愛犬家にとって「夢のクルマ」が実現!ホンダがInterpetsで初公開へ

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愛犬家仕様のコンセプトカー「FREED+ Dog」。インテリア/ エクステリアに20種類以上ものアイデアや工夫を詰め込んでいる
  • 愛犬家仕様のコンセプトカー「FREED+ Dog」。インテリア/ エクステリアに20種類以上ものアイデアや工夫を詰め込んでいる
  • 「愛犬との移動を楽しく、安全・快適にしたい」と語る、ホンダアクセス 営業部 広報・販促ブロック シニアエキスパートの礒野登希夫氏。社内では「ホンダアクセス ワンコ部」としても活動している
  • 製品コンセプトは、イヌバーサルデザイン。文化や言語、老若男女を問わずに利用できるという意味のユニバーサルデザインを犬にまで拡大解釈した造語だ
  • 犬を楽に乗車させるため、大きな「ビルトインスロープ」をワンタッチで引き出せる設計にした
  • 犬を楽に乗車させるため、大きな「ビルトインスロープ」をワンタッチで引き出せる設計にした
  • 乗り降りに便利で滑りにくい「オートサイドステップ for Dog」により、側面からも楽に乗車できる
  • ドライブレコーダー付き360度カメラ「d' Action 360(ダクション360)」(カーメイト社製)
  • ドライブレコーダー付き360度カメラ「d' Action 360(ダクション360)」(カーメイト社製)を搭載
 ペットブームにともない、「愛犬家仕様」の乗用車のニーズが高まりつつある。15年以上も前から、ペットに関するイベントや商品提案を行ってきたホンダアクセスでは現在、ミニバンの人気シリーズFREED+をベースにした愛犬家仕様のコンセプトカー「FREED+ Dog」を制作中だ。

 3月30日から開催予定となっている日本最大級のペットイベント「Interpets(インターペット)~人とペットの豊かな暮らしフェア ~」への出展が予定されている。同社はInterpetsの常連と言っていいが、今回の出展は愛犬家にとっては「夢のクルマ」というべき内容になっており、気合の入れようがうかがえる。はっきり言って、ここまでできるのは同社ならではと言えるだろう。担当者に話を聞いた。

■ドッグファーストで企画した

 FREED+Dogは、インテリア/ エクステリアに20種類以上ものアイデアや工夫を詰め込んだ乗用車。ホンダアクセス営業部の広報 礒野登希夫氏は「愛犬家の想いを形にしました」と笑顔で語る。自身が、やはり親ばかならぬ“犬ばか”と周囲に言われるほどの愛犬家だ。

 ベースとなるFREED+は5人乗りのコンパクトカーだが、FREED+Dogではシートを3席に絞った。乗車できる人数を限定したことで、充分な広さを確保している。礒野氏によれば3頭~4頭の犬を乗せられるスペースはあるとのこと。こうした“ドッグファースト”の考え方が、このほかにも乗用車の細部に散りばめられている。

■アイデアを満載!

 犬と一緒にドライブする人ならよくわかっているが、愛犬が自力で車に載るのは意外と大変だ。地面と車との高さ想像以上に高く、何よりも飛び乗るのを怖がりがちなのだ。そんな犬を楽に乗車させるため、大きな「ビルトインスロープ」をワンタッチで引き出せる設計にした。傾斜、幅、表面の素材などは犬の登りやすさを最大限に考慮している。同様に側面のスライドドアを開けた際は、乗り降りに便利で滑りにくい「オートサイドステップ for Dog」が利用できる。

 また、ドライブ中はどうしても同乗の愛犬の様子が気になるもの。そんな飼い主に配慮しての後部座席の天井には、ドライブレコーダー付き360度カメラ「d' Action 360」などを搭載。愛犬の様子をナビ画面やスマホ、タブレット等でモニタリングできる。「車内の様子を動画で撮影しておけば、旅行の思い出にもなります」と礒野氏。また愛犬の抜け毛対策として、球体の小型軽量コードレスハンディクリーナー「Orb2」を着脱できるドックを後部座席の壁に設置した。

 室内には、大型犬も快適に過ごせる水循環式の「冷暖ベッドfor Dog」、犬が過ごすスペースの温度を確認できる「マルチポイント温度計」、走行中も水がこぼれにくい犬用の「ビルトインウォーターサーバー」などを装備。室内に入れたくない汚れ物や小物が発生したときは、後部ドア付近の「クオーターウインドウボックス」に収納できるようにした。


■進化のヒントは社会問題にあり?

 ちなみにホンダでは、2005年の東京モーターショーにも愛犬家仕様のコンセプトカー「W.O.Wコンセプト」を出展している。当時と比較すると、FREED+Dogはどんなところが進化したのだろうか。ここで礒野氏は「10数年前にはまだ顕在化していなかった、社会問題を意識して制作するようになりました」と、やや意外とも思える言葉を口にした。どういうことだろうか。

 それは、飼い主だけでなく飼い犬にも訪れている“高齢化社会”の問題だった。「自力で乗用車のステップを登れない老犬は、飼い主が抱きかかえる必要があります。でも身体が大きいと体重もそれなりにあるため、高齢者では持ち上げられません。こうしたことがきっかけで、ペットを連れて乗用車で移動するのが億劫になる、外に出かける回数が減る、というのでは悲しい。2005年以降、そうしたニーズにどう対応できるか、ずっと考えていました」と礒野氏。ビルトインスロープ、オートサイドステップ for Dogの採用などは、そうした意識が元になったものだろう。

 現在、ペット市場には犬用の介護用品なども出始めている。礒野氏は「ペットの高齢化問題は一過性のトレンドではなく、これからもますます深刻なものになっていくでしょう」と説明する。また、現在は日本市場に特有の問題のように感じるが、今後はグローバルでも問題が顕在化していくとの見立てだ。

 このほか、先の大震災ではペットと一緒には避難所へ行きにくいため、犬と一緒に乗用車で寝起きしている被災者の姿も多く見られた。「日本は震災大国なので、同様のケースはこれからも起こる可能性があります。2005年当時は、愛犬と楽しく乗用車に乗ることを目的にしていました。現在は、10年前にはなかったニーズが出てきており、そうしたことも制作のヒントになっています」と話していた。

 同社では、3月30日~4月2日に東京ビッグサイトにて行われる国内最大級のペットフェア「第7回 インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~」にFREED+ Dogを出展する予定。犬好きが制作した犬好きのためのコンセプトカーとあり、痒いところに手が届く設計や機能性に、来場者の注目が集まりそうだ。礒野氏は「まだコンセプトモデルという形での提案ですが、評判が高ければ今後の商品開発にもつなげていけると思います」と話していた。
《RBB TODAY》

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