スマホで屋内位置測位! コスト削減が見込めるNECの屋内位置測位技術 | RBB TODAY

スマホで屋内位置測位! コスト削減が見込めるNECの屋内位置測位技術

 東京ビッグサイトで開催された「次世代都市開発EXPO」にて、日本電気通信システムは、スマートフォンを利用して屋内などで人の位置を可視化する屋内位置測位技術を展示した。

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従来の屋内位置測位はビーコンなどを多数用いたり、カメラによるタグ認識などが一般的だが、地磁気から位置を特定する今回の方法では汎用のスマートフォンが使用できるため、設備コストの低減が可能となる(撮影:防犯システム取材班)
  • 従来の屋内位置測位はビーコンなどを多数用いたり、カメラによるタグ認識などが一般的だが、地磁気から位置を特定する今回の方法では汎用のスマートフォンが使用できるため、設備コストの低減が可能となる(撮影:防犯システム取材班)
  • 初回はスマートフォンを用いて巡回場所のマッピングを行う。右画面マップ上の緑の導線が位置測位された場所。機械学習により地磁気の情報で誤差も少なく位置の特定が行われる(撮影:防犯システム取材班)
  • 地磁気は場所や標高でも異なる。同一箇所でも多少変化するものの、変化量は地磁気の強さの0.1%程度と誤差の範囲内となるため、屋内でも位置の特定が可能となる(撮影:防犯システム取材班)
 東京ビッグサイトで開催された「次世代都市開発EXPO」にて、日本電気(NEC)通信システムは、スマートフォンを利用して屋内などで人の位置を可視化する屋内位置測位技術を展示した。

 スマートフォンの地磁気センサを利用した屋内位置測位技術のため、基本的にビーコンなどの追加機器を必要とせず、設備投資が低コストとなる点を特徴としている。利用用途としては、製造工場や倉庫などでヒトの位置を可視化し、作業員の位置把握や危険エリアへの侵入検知などを行うことが想定されている。

 地磁気から位置を特定するためには、最初にスマートフォンで測定する場所の導線を辿り、地磁気と位置を計測する。対応するスマートフォンは地磁気センサを搭載したものが必要となるが、近年出荷されているものでは多くの機種に標準搭載されているため、企業で導入する際の設備コストの敷居は低い。

 現在のところ地磁気からの位置計測では誤差精度が2m程度となるが、マッピングしたデータに機械学習させることで位置の補正を行い、精度を向上させる仕組みとなっている。

 発振器や受信機など測位に必要な設備・機器を従来から大幅に削減することができ、測定ができにくい位置や、より厳密な精度が必要となる区域では、他の位置測位と複合的に組み合わせることも可能としている。
《防犯システム取材班/小池明》

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