【独占インタビュー】今夏上陸!スポーツ特化型の動画配信サービス「DAZN」とは
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インタビューを行った7月中旬時点ではサービスが始まる具体的な日程や価格体系、スタート時のコンテンツ数は明らかにされなかったが、国内プロバレーボールの「Vリーグ」と総合格闘技団体UFCの試合がライブ配信されることが発表済みだ。そしてまだ具体的には明らかになっていないものの、サッカーや野球、テニス、モータースポーツなどメジャーなスポーツを含む30を超える種目がDAZNのアーカイブに組み込まれる計画がある。
配信形態については、多彩なジャンルのスポーツコンテンツをひとまとめにパッケージング化して、定額配信制で運営される。種目や視聴デバイスごとに料金モデルを細分化してしまうことで、ユーザーにとっての契約が煩雑になってしまうことを避けようとする意図がそこにあるようだ。
あとは月々の利用料金がいくらになるのか気になるところだ。リー氏は「多くの方々が魅力的に感じられる価格設定」が目標だと述べている。
「いくつかのスポーツコンテンツをパッケージ化して、個別に契約を追加していきながら楽しめるサービスが、すでに日本国内でも先行していますが、いろいろなスポーツをまとめて楽しもうとすると、月々の視聴料金をシミュレーションしてみると8,000円近くにまで跳ね上がってしまいます。DAZNはより手軽に、多彩なスポーツコンテンツを定額利用できるよう価格を落とし込みたいと考えています」
■ライブストリーミングだけじゃない。オンデマンド配信もやる
NetflixやHuluなど先行する動画サービスは、映画やドラマなど静的なコンテンツを中心に再生・一時停止を自由に繰り返しながら、いつでも見たい時を選んで楽しめるビデオ・オン・デマンド(VOD)配信が中心だ。これに対してDAZNではスポーツのゲームを中心に、ライブストリーミングがメインで提供されるということだが、他の楽しみ方は用意されないのだろうか。リー氏に訊ねたところ、オンデマンド型の配信サービスもしっかりと用意されるようだ。
「DAZNでは世界のさまざまな場所で行われているスポーツイベントをライブ配信しますが、当然オンタイムで見られないという方も多いと思いますので、コンテンツによってはオンデマンドで見逃し視聴ができるようなものも揃える予定です」
スポーツコンテンツを中心とした動画配信サービスはなぜこれまで普及してこなかったのだろうか。DAZNの勝算も含めてリー氏に質問をぶつけてみた。
「デジタル技術が成熟してきたからではないでしょうか。いまから10年前、スポーツ中継をワンセグ対応の携帯電話で見ていた時代と比べて、今はハードウェアや通信ネットワークが大幅に進化しています。通勤・通学の時間、待ち合わせなどアイドルタイムの間に動画を見ながら過ごすといったライフスタイルが当たり前のように定着してきました。そこにはスポーツコンテンツへの大きな潜在ニーズがあり、DAZNが成功する土壌があると確信しています」
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