図研エルミックは11日、H.265/HEVC映像の動画ストリーミングを行うミドルウェアライブラリ「Ze-PRO RTP Ver. 6.6.0」を出荷開始した。 同社の「Ze-PRO RTP」は、監視カメラや遠隔医療装置、公衆網などで使用されるミドルウェアライブラリで、すでに50社200ライセンス以上で導入されている実績を持つ。 今回のVer6.6.0では、4K/8Kなどの次世代映像に使用される符号化技術の「H.265/HEVC」に対応しており、ストリーミング通信プロトコルのRTP(Real-time Transport Protocol)規格「RFC7798」に準拠している。 同社によれば、今年3月に策定されたRFC7798に対応したRTPミドルウェアライブラリとしては初の出荷となるという。 スペックが低いCPUでも動作が可能で、低コストで低遅延な再生を実現することを特徴としている。 また、同社が提供する監視カメラ用ONVIFミドルウェアやMux/Demuxなどと組み合わせることで、様々な分野でも応用することを可能とのこと。