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【オトナのガジェット研究所】電車での居眠りも怖くない!? キングジム「めざましイヤホン」を体験してみた

IT・デジタル その他
音楽を聴くイヤホンとしても使えるキングジムの「めざましイヤホン」
  • 音楽を聴くイヤホンとしても使えるキングジムの「めざましイヤホン」
  • イヤホン部分が振動して起こしてくれる
  • コントロールボックスで目覚めたい時間を設定
  • イヤホン部分はコントロールボックスに巻き付けてコンパクトに持ち歩ける
  • 振動の強さは3段階で設定が可能。電源は単四形電池1本を使う
 今回は実機を身に着けて、電車に乗りながら試してみた。タイマーで設定した時間が訪れると、イヤホン部分が結構な勢いで振動する。振動の強さは3段階で設定ができるのだが「中」の段階に設定していても、耳穴の内側から振動する感覚がかなりゾクっとくるので、「自分は眠りが深くて、一度寝てしまったらなかなか起きない方だ」と自負している方でも、使い初めのうちはしっかり目が覚めるのではないだろうか。振動している間は余計なブザーが鳴ったりしないので、周りの乗客に迷惑をかけることもなさそうだ。

■スヌーズ機能はほしかった!

 ただし、バイブレーションは約10秒間しか動作し続けてくれないので、使い慣れてきたら「10秒がまん」すればまたゆっくり眠れることを体が学習してしまいそうだ。だから何度も繰り返しバイブしてくれるスヌーズ機能か、または振動する時間を長く設定できる機能がほしかった。耳栓タイプの製品なので、アラーム機能を取ってしまえばかえって安眠をサポートするアイテムにもなりかねない。

 本体の装着感は、イヤーピースを小さいものに付け替えれば女性でも装着はできると思うが、なにぶんバイブレーターを内蔵するイヤホン本体がやや大きめなので、ケーブルにテンションがかかって引っ張られると、耳穴からするっと取れてしまう。筆者の場合は耳穴の中に隙間なくフィットしなかったためなのか、どのイヤーピースを選んでも音楽を聴いている時に周囲の音が飛び込んできて聴きづらかった。ハウジングの部分も含めた遮音設計をもう少し煮詰める必要があると感じた。音楽を聴くならやはり、他のオーディオ用として設計されたイヤホンを選んだ方が良さそうだ。

 使っていない時は、バッグなどに入れて本体のケーブルが暴れないよう、コントロールボックスにケーブルを巻き付けてスマートに収納できる。ポーチなどに入れた方が可搬性はより高まるが、本体パッケージには付属していないので別途買いそろえる必要がある。

 耳栓を振動させる”めざましグッズ”として、アイデアを上手に商品のかたちに落とし込んでいると思う。ただ、めざましとしてのパンチ力、つまりバイブレーションが少し弱いので、飲み会でけっこうお酒を飲んでしまった後では、これぐらいの振動では目が覚めないかもしれない。スヌーズ機能や同時にユーザーが聞こえるアラーム音が鳴らせる機能などもほしい。あとはコントロールボックスがやはり少し大きいので、これを小さくして音楽を聴くためのイヤホンとしてもクオリティがアップすれば、いつも持ち運びたくなるお役立ちガジェットになるはずだ。

協力:キングジム
《山本 敦》
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