寝たきりの人を介助者1人でも迅速に避難……防災敷きパット「らっこちゃん」 | RBB TODAY
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寝たきりの人を介助者1人でも迅速に避難……防災敷きパット「らっこちゃん」

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肩ベルトを使って1度持ち上げてしまえば、両手を離すこともできるため救助者も安全を確保しながら避難ができる(撮影:防犯システム取材班)
  • 肩ベルトを使って1度持ち上げてしまえば、両手を離すこともできるため救助者も安全を確保しながら避難ができる(撮影:防犯システム取材班)
  • 同製品を使った避難時の基本姿勢。約45kgの重さの人形を使ったデモでは、介助者役の女性が10秒程度でこの状態にしていた(撮影:防犯システム取材班)
  • 地震や火災などが発生した際には寝たきり状態の人を写真のように寝袋のような状態に包み込む。毛布やシーツなども一緒に包み込むことも可能だ(撮影:防犯システム取材班)
  • 通常時は敷布団として使うことができ、丸洗いにも対応。自力で歩ける人なら難燃繊維を使った同製品を防災頭巾代わりに身にまとって避難ができる(撮影:防犯システム取材班)
 「第20回震災対策技術展 横浜」に出展していたかすたねっとは、4月より販売を予定している防災敷きパット「らっこちゃん」のデモ展示を行った。

 同製品は、災害時に家庭や介護&高齢者施設、病院などで、寝たきり状態の人を介助者1人でも簡単かつ迅速に抱えて避難することを目的に開発。

 通常時は、敷布団として使うことができ(丸洗いにも対応)、いざという時は寝たきり状態の人を寝袋のような形にくるんで、抱きかかえる要領で搬送できるというもの。肩掛けベルトが付いていることで、普通に抱きかかえるよりも負担が少なく、介助者1人でも寝たきり状態の家族や施設居住者を持ち上げることができる。

 また、パット部分は難燃繊維を使っているので、地震のみならず火災対策にも対応。自力で歩ける人の場合なら全身をすっぽり隠せる防災頭巾として使ったり、車椅子に乗せて避難する際の火除け用のコート代わりに使うことも可能だ。

 さらに通常の布団よりも布地が丈夫なため、抱きかかえられない場合は、引きずって搬送するといったスタイルも想定されている。発売前ということもあり、定価は最終調整中とのことだが、2~3万円での販売を想定しているという。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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