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【オトナのガジェット研究所】プレゼンの強い味方!LTE&Android搭載「モバイルシアター」

IT・デジタル スマートフォン
LTEとAndroid OSを搭載するモバイルシアター(Spro2)
  • LTEとAndroid OSを搭載するモバイルシアター(Spro2)
  • 5インチのタッチパネル液晶にホーム画面を表示
  • 背面にHDMIやUSB端子を設ける。底面には三脚穴や簡易スタンドを搭載している
  • 側面に冷却ファンが付いている。動画をずっと再生しているとやはりファンが回る音は気になりだしてくる
  • プロジェクターの設定メニューはけっこう充実している
  • USBマウスで画面が操作できた
  • スマホ用のリモコンアプリで動かしているところ。互いの機器をWi-Fiでつなぐ
  • Netflixを表示
■最大120インチまで投影できる

 本体の設置はとてもシンプル。テーブルの上などに無造作に置いて、オートフォーカスでピントが合わせられるし、斜めの角度からスクリーンに映しても天地の平行を揃えてくれる台形補正も搭載されているからだ。

 例えばビジネスシーンで外出先に本機を携えて、クライアント相手にプレゼンテーションを行う際に素速くセットアップができるので、相手をイライラさせることも少ないはず。ただ、ズーム機能は搭載されていないので、壁面やスクリーンとプロジェクターを置く位置の間隔を調整して大きさを追い込んでいく必要がある。

 推奨されている最短投影距離は、幕面まで約55cmを確保すれば15インチの画面が投写できる。同機の最大画面サイズである120インチを得る場合は幕面まで約4.4mが必要だ。本体の底面に簡易なスタンドが付いているほか、三脚スクリューも設けられているので、簡易なテーブルトップ用の三脚など併用すれば設置の自由度は高まる。

■ビジネス、一人、グループなど利用シーンは豊富

 通信機能を内蔵する利便性は、ビジネスの現場でも発揮されそうだ。Dropboxのクラウドストレージに保存したPowerPointやPDFのファイルにプロジェクター単体でアクセスして、天面のタッチパネルでページをめくりながら大画面に映す。社内・社外でのプレゼンテーションがとてもスムーズにこなせると思う。

 Android対応のOfficeアプリもあるので、簡易なデータ修正がプロジェクター単体でもできてしまう。背面のUSB端子にマウスをつないだり、Bluetoothキーボードからも操作ができるので慣れてくればある程度の文書編集もプロジェクターで済ませられた。

 ホーム画面はタイル状のオリジナルなUIになっているが、操作性は普通のスマホやタブレットと変わらない。NetflixやdTVなど動画配信系や、TVerなど民放テレビ局が提供する番組見逃し配信系のアプリを入れておけば、リビングのテレビを家族に占有されたお父さんもプライベートルームに同機を持ち込んで自分だけのシアターが満喫できそうだ。

 LTE通信機能とイヤホン端子が付いているので、ポータブルコンテンツプレーヤーにも活用の幅が広がる。重さは約579gと、ざっくりと言えばiPad ProとiPad Airの中間ぐらいの感覚だ。本体の厚みはiPadよりもあるので、電車に揺られながら持ち続けたり、画面を操作するのはちょっと厳しいかもしれない。

 リビングルームに設置して、スマホで撮ってクラウドにアップした写真を大画面で、家族一堂集まって鑑賞したり、本体にスピーカーも内蔵しているので、パーティー用に動画や音楽を流してBGMがわりに活用してもいい。Bluetooth対応のゲームパッドもつなげるので、Androidのゲームアプリを大画面で楽しむのにも最適だ。

 ビジネスやプライベートに幅広く使えるので、これは便利という手応えはしっかり得られるのだが、一方でSIMフリーのWi-Fi版モデルも展開すればもっと引く手は数多あるのではないだろうか。同機単体でアプリを追加していろいろなストリーミングコンテンツも楽しめるデバイスと考えれば、80,000円を超える本体価格はある程度合点が行くとしても、月々のランニングコストがかかるのは何となく窮屈に感じてしまう。何はともあれ、モバイルプロジェクターとAndroid・通信機能の統合は意外に、とても相性が良いということが同機が登場したことで証明されたように思う。今後はWi-Fi専用モデルがいろいろなメーカーから出てきて、この製品カテゴリーが賑わってほしいものだ。

【スムーズな操作感を実現したモバイルシアターのタッチパネル】

協力:ZTE
《山本 敦》
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