高低差を検知し、見守りや転倒検知に活用できるオムロンの「絶対圧センサー」 | RBB TODAY
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高低差を検知し、見守りや転倒検知に活用できるオムロンの「絶対圧センサー」

エンタープライズ ハードウェア
見守りでの利用例としては、母親と子供がそれぞれ「絶対圧センサー」が搭載された端末を所持し、気圧の違いを高さに変換することで子供のいる階数がわかる。高齢者の徘徊捜索にも大きな効果が期待できる(撮影:防犯システム取材班)
  • 見守りでの利用例としては、母親と子供がそれぞれ「絶対圧センサー」が搭載された端末を所持し、気圧の違いを高さに変換することで子供のいる階数がわかる。高齢者の徘徊捜索にも大きな効果が期待できる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「絶対圧センサー」のサイズは縦2.0mm×横2.5mm×厚み0.85mmとコンパクトなので、見守り端末やウェアラブル端末などへの搭載も容易に可能。今後、さまざまなサービス、製品への利用が期待される(撮影:防犯システム取材班)
 13日から15日まで東京ビッグサイトで開催されている「第2回ウェアラブルEXPO」にて、オムロンは高低差±5cmを正確に検知する「絶対圧センサー」の展示を行っていた。

 同製品は12日に量産開始が発表されたばかりの新製品。気圧を検知するMEMSセンサーチップと信号を処理するICチップを、2.0mm×2.5mm×0.85mmの小型パッケージに搭載しており、世界最高クラス(同社調べ)の精度で±5cmの高低差における気圧の変化を正確に検知することが可能だという。

 GPSでも高低差の計測は可能だが、誤差や計測に時間がかかるなどの課題があったが、同製品なら正確かつ瞬時に行うことができる。

 同製品をスマートフォンやフィットネス・健康管理向けウェアラブル端末などに搭載することで、立つ、座る、寝る、倒れるといった人の動作や階段の昇降などを高精度で判別するアプリケーションが実現可能だ。

 同社のブースでは同製品の使用例として、建物の中で子ども・高齢者のいる階数がわかる見守りシステムへの利用や、姿勢を検知して血圧計などの測定の際に正しい姿勢に導くシステムのアイデアのデモ展示を行っていた。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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