ZTE、モバイルプロジェクター「モバイルシアター」を発表…Android搭載 | RBB TODAY
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ZTE、モバイルプロジェクター「モバイルシアター」を発表…Android搭載

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ZTEジャパン 代表取締役社長 リ・ミン氏(写真左)と有村昆氏(写真左)
  • ZTEジャパン 代表取締役社長 リ・ミン氏(写真左)と有村昆氏(写真左)
  • ZTEジャパン 代表取締役社長 リ・ミン氏
  • ZTEコーポレーション 海外ブランド事業部 部長 リュウ・ゴウシン氏
  • ZTEが掲げる「CGO」という理念。Cは「Cool」、Gは「Green」、Oは「Open」の意味を示しているという
  • ZTEの先駆的な機能の一例。「スマート音声コントロール」「眼によるアンロック操作」「ジャスチャー&モーション機能」など
  • ZTEコーポレーション テクノロジー/パートナーシップ グローバル広報担当 ワイマン・ラム氏
  • AXON miniの特徴。0.85mmという狭額ベゼルを実現し、ディスプレイ比率を76%まで高めた。他社との比較でもトップだ
  • AXON mini正面から。コンパクトなボディと大画面液晶の共存。5.2インチ(1080×1920ドット)のFHDディスプレイを採用
●「CGO」の理念を掲げ、M-ICT時代のリーディング・ブランドを目指す

 ZTEジャパンは11月11日、日本初のAndroid搭載モバイルプロジェクター「モバイルシアター」の市場投入を機に、追加で2タイプのスマートフォンも同時に発表した。

 今回の発表会では、国内で発売予定のハイエンドなSIMフリースマートフォン「AXON mini」と、アルミ合金で手になじむカーブを実現した「Blade V6」、さらに冒頭の日本初となる小型プロジェクター「モバイルシアター」の3製品が公開された。

 ZTEジャパンのリ・ミン氏は「我々にとって、日本は重要な戦略のカギとなる市場の1つだ。注目すべき特徴を持った3製品の魅力をぜひとも知ってもらいたい」と挨拶。続いて同社のリュウ・ゴウシン氏がZTEについて紹介した。

 ZTEは、世界160の国と地域で展開する、通信機器とネットワーク・ソリューションの世界的なリーディングプロバイダーだ。1985年に創業され、すでに通信端末については17年の歴史があり、多くの技術や知的財産権、サプライチェーンを蓄積してきた。

 「我々のビジョンは、M-ICT(モバイル機器 情報通信技術)時代のリーディング・ブランドを目指すこと。そのコアとして“CGO”という理念を掲げている。Cの“Cool”は消費者の心をつかむ革新、Gの“Green”は環境に配慮した地球に優しい革新、Oの“Open”は他業種との協業で生み出される革新を意味している」(リュウ氏)。

 ZTEの成長を支えるのは、特許取得の取り組みと先駆的な製品の投入だ。実際に特許出願件数に関しては5年連続で世界トップ3だ。同氏は、先駆的な機能の一例として「スマート音声コントロール」「眼によるアンロック操作」「ジャスチャー&モーション機能」「フレーム操作」などを挙げた。

 「世界市場でのマーケットシェアは、2015年上半期に5位にランクインした。モバイル機器が4600万台、スマートフォンが2600万台だが、2015年の目標としてモバイル機器で1万台の突破を狙っている」(同氏)という。

 スポーツ・マーケットにも積極的で、米国ではNBAバスケットボールの5チームとパートナーシップを結んだり、日本では福岡ソフトバンクホークスの公式スポンサーにもなっている。同氏は「日本では2008年から市場参入し、約500万台のモバイル機器を納入している。日本はアジア太平洋地域で最も重要な市場だ。今後はキャリアビジネスとMVNO市場の両方に注力したい」と述べた。

●2つのスマートフォンとモバイルプロジェクターで、日本市場をどう攻める?

 次に同社のワイマン・ラム氏によって、高性能・高品質・高セキュリティを掲げる新製品のスマートフォンとモバイルプロジェクターが紹介された。

 まず最新のスマートフォンであるAXON miniの最大の特徴は、コンパクトなボディと大画面液晶の共存だ。0.85mmという狭額ベゼルを実現し、5.2インチ(1080×1920ドット)のFHDディスプレイを採用。さらにメインカメラは1300万画素、フロントカメラは800万画素で、一眼レフレベルのクオリティをもっている。セキュリティとして「指紋認証」「眼の静脈認証」「音声認証」という3つの機能を有していることも特徴だ。

 プロセッサーはSnapdragon616(1.5GHz)で、3GBの内蔵メモリー、32GBのストレージを採用。OSはAndroid5.1.1だ。12月より主要家電量販店で販売する予定だという。

 次いて同氏は、低価格(店頭販売価格は2万円前後を予想)なZTE Blade V6についても紹介した。こちらは手になじむ曲面加工が特徴で、高品質な6013アルミ合金とガラスで構成。本体の厚さが約6.8mm、重量が約122gというスリム&軽量なボディも特徴の1つだ。

 ディスプレイは5インチ(720×1280ドット)のIPSカラー液晶を採用。メインカメラは1300万画素、フロントカメラは500万画素で、AXON miniよりも少し劣るものの、顔検出やスマイルショットといった機能を搭載し、シャッターチャンスを逃さない。

 さらに美肌モードでキレイな写真を撮影でき、美顔モードにすれば顔のしわ取りや、美白、形などを3段階で調整できる。またストロボシューティング機能により、動く被写体を連続で追いかけて1枚の静止画に収められる。このほか360度のパノラマ撮影が簡単にできる自動機能も用意。

 プロセッサーはMT6735(1.3GHz)で、2GBの内蔵メモリー、16GBのストレージを採用し、2つのSIMカードスロットも付いている。OSはAndroid5.0だ。こちらは11月12日より主要家電量販店で発売する。

 最後に同氏が紹介したのは、小型プロジェクターの「モバイルシアター」だ。日本初のLTE対応Android搭載モデルだが、すでに海外の展示会で紹介されているため、ご存知の方もいるかもしれない。11月13日にソフトバンクから発売されるという。

 モバイルシアターの特徴は、なんといってもコンパクトでポータブルな点だろう。本体サイズ幅134×高さ131×厚さ33.3mmの天面には5インチのタッチパネルがあり、スマホやタブレット感覚で直感的に操作できる。120インチのサイズに投影でき、2秒でオートフォーカスし、台形ひずみの自動補正も可能だ。

 また大容量バッテリーを搭載し、最大150ルーメンと明るく、約3時間の連続投影が行える。周辺機器に接続したり、専用アプリでスマホがリモコンにも早変わりしたり、さらにモバイルルータになる点(最大10台まで接続可能、IEEE802.1a/b/g/n)も特徴だ。

 なお当日の発表会では、映画コメンテーターとして幅広いジャンルで活躍する有村昆氏も登場。映画関係者ならではの使い方をプレゼンしていた。有村氏は3製品について次のように評した。

 「AXONminiは3つのセキュリティがすごい。BLADE V6は性能に対する安さが決め手。一番のお気に入りはモバイルシアターだ。手のひらサイズの投影機で世界中で好きなコンテンツを見られる。サウンドもよく、120インチの大画面で映画が鑑賞できる。こういう製品を待っていた」と語った。
《井上猛雄》
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