インド政府や米政府機関も導入、米Iritechの虹彩認証カメラソリューション | RBB TODAY

インド政府や米政府機関も導入、米Iritechの虹彩認証カメラソリューション

エンタープライズ セキュリティ

小型USB端末のアイリシールド。端末本体に500人分の虹彩データを登録でき、屋外での使用にも対応している。インド政府機関では、迅速かつ確実な本人認証として活用されている(撮影:防犯システム取材班)
  • 小型USB端末のアイリシールド。端末本体に500人分の虹彩データを登録でき、屋外での使用にも対応している。インド政府機関では、迅速かつ確実な本人認証として活用されている(撮影:防犯システム取材班)
  • 両眼認証カメラ「ジェミニ」。約40~50cmの焦点距離で顔認証も同時に行い、側面から覗き込んだような映像でも数秒で認証を行える。米政府機関や軍事関連施設などでも採用されている(撮影:防犯システム取材班)
 トーメンエレクトロニクスは幕張メッセで開催されていた「2015 Japan IT Week 秋」にて、米Iritech社製虹彩認証カメラなどの実演展示を行った。

 虹彩認証は眼球内の複雑な模様を持つ虹彩を読み取るもので、目の疾患などにも影響を受けず、短時間で高精度な本人認証を可能とする技術。コンタクトやメガネをしていても読み取ることが可能だ。

 米Iritech社は虹彩認証をけん引する企業の一つで、米国政府機関をはじめとして、世界市場で製品展開を行っている。

 今回展示された虹彩認証カメラは2種類で、小型で持ち運び可能な片眼用認証カメラ「アイリシールド」シリーズと、マルチモーダル両眼認証カメラ「ジェミニ」。

 「アイリシールド」はUSBでPCやタブレットに接続できる携帯型端末で、低価格のため大型導入による販売実績も多い。国民全ての生体認証IDを登録しているインドでは、政府の生体認証プロジェクトで採用されており、年金支給における個人認証などでも活用されている。

 マルチモーダル両眼認証カメラ「ジェミニ」は、単一のカメラセンサーで顔認識、虹彩認証を同時に行い、顔正面だけでなく側面±25°方向からのスキャンにも対応する。米政府機関や軍事関連施設などでも採用されている。

 虹彩認証に必要なハードウェアは特殊なものではなく、赤外線とフィルタによるため、スマートフォンなどのカメラでもフィルタの仕様さえ合わせればハード的には導入が可能。ただしソフト面では認識技術の多くは特許技術のため、世界的にも数社しか製品化を行っていない。

 米Iritech社はハードウェアだけでなく、クラウドによる虹彩認証ソフトウェア「IriSecure ID」も提供しており、堅実なセキュリティを実現する技術として注目を集めていた。
《防犯システム取材班/小菅篤》

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