【ツーリズムEXPOジャパン】若くして6代目に!伝統工芸「奈良団扇」に新しさをプラス
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「奈良団扇」「奈良扇子」を実演していたのは池田含香堂の池田匡志さん。池田含香堂は創業160年の老舗。25歳にして6代目の池田さんは、「奈良団扇」「奈良扇子」について「そもそも1300年前に春日大社の神官が使用するために作られたのが団扇の起源で、日本では奈良が一番古いんです。他の地域に広がっていったのは200年前ですね」と説明。13工程を手作りで行っているというが、それは1年を通しての作業となり「色染めは冬の感想した時に向いているし。はりの作業は気温の高い夏に行う」と話した。これらの細かく、時間をかけた工程によって骨数が多く、しなりが強い団扇が出来上がる。
池田さんが伝統工芸である「奈良団扇」「奈良扇子」を継いだのは、幼いころから生活の中にあったから。「継げ継げと言われていたわけではなく、昔から遊び道具みたいな形で触っていたし、自然とこの仕事をやりたいと思い始めました」「4代目、5代目が早くに亡くなったので、自分が継いだ時には喜んでもらえました」と振り返った。
現在は手作りゆえ生産には限界があるが、伝統工芸に新しい要素を取り入れていく工夫も行っている。「塗りや彫り、いろんな工芸の技術を奈良団扇に取り入れたりしています。また今までは奈良をゆかりとしたデザインしかしてこなかったのですが、それにこだわらなくても良いと思っています」と、新しいアイデアをプラスしていくことにも前向きだ。