京セラは20日、同社の太陽電池モジュールが搭載された独立型ソーラー街灯約4,300基をブラジル・リオデジャネイロの高速道路に納入したことを発表した。 リオデジャネイロ州政府の公共事業の一環で、高速道路全長145kmのうち半分以上となる73kmにソーラー街灯が設置され、これまで送電網を持たなかった地域の高速道路の街灯へ電気を供給することが可能となった。 街灯に設置された太陽光発電システムの年間発電量は合計2.8GWhが見込まれ、ブラジルの一般家庭約1,527世帯の電力消費量に匹敵するもの。この数字は、1,583エーカーの森が吸収するのと同量の二酸化炭素排出量を削減できることになるという。 二酸化炭素排出量の削減は世界的に取り組むべき課題となっているが、その解決策として注目したい取り組みの1つといえるだろう。