40~50代の「老後の展望」、約4割が悲観的なイメージを抱く | RBB TODAY
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40~50代の「老後の展望」、約4割が悲観的なイメージを抱く

エンタメ 調査
「自身の老後に関して楽観的に考えているか、悲観的に考えているか」
  • 「自身の老後に関して楽観的に考えているか、悲観的に考えているか」
  • 「老後は何をして過ごしたいと考えているか」
  • 「貯蓄や資産などの老後資金はいくら用意しているか」
  • 「老後の暮らしを送る頃、日本の高齢者の暮らしはどうなっていると思うか」
 住宅の検索サイトを運営するオウチーノは、「『老後』に関する実態調査」を発表した。調査によれば、40~50代の約4割が老後に対して悲観的なイメージを抱えており、また、4人に1人は「老後も仕事をしたい」と考えていることが明らかになった。

 この調査は、6月12日から15日にかけてインターネット上で実施された。対象は首都圏在住の40~59歳男女860名。「20年以内に『老後』を迎える40~50代は、将来に対してどのような展望をもっているか」というテーマで行われた。

 「自身の老後に関して楽観的に考えているか、悲観的に考えているか」という設問には、「楽観的」および「どちらかというと楽観的」との回答が28.0%、「どちらかというと悲観的」および「悲観的」との回答が42.0%となり、40~50代の約4割が老後について悲観的なイメージをもっていることがうかがえる。

 「老後は何をして過ごしたいと考えているか」という設問では、最も多くの人が回答したのが「旅」で31.9%、次に「仕事」が26.2%、「趣味・習い事」が22.6%だった。また、「貯蓄や資産などの老後資金はいくら用意しているか」という設問では、一般に“老後、ゆとりのある生活を送るために必要”と言われる3,000万円を退職までに用意できる予定の回答は、わずか14.7%だった。

 また、「老後の暮らしを送る頃、日本の高齢者の暮らしはどうなっていると思うか」という設問には、「今より良くなっている」と回答した人はわずか3.5%という結果になった。ほかは、「変わらない」が6.6%、「今より悪くなっている」が52.2%、「分からない」が37.7%となった。

 老後を「楽観的に考えている」との回答の理由で最も多かったのが、「老後資金の備えがあるから」だった。具体的には、「老後に備えてマネープランを立てている」「定年まで働けば、経済的には心配が少ない」などが挙がった。次に多かったのが「悲観的に考えてもしかたがないから」、そして「なんとかなるから」だった。

 一方、「悲観的に考えている」との回答理由で突出して多くがったのは、「老後資金・年金に不安があるから」だった。具体的には、「年金だけでは生活できない」「老後のための蓄えが十分にできていない」などが挙がげられた。次には「健康面に不安があるから」が多く、「健康的に過ごせるか心配」「認知症や寝たきりになると困る」などの声が聞かれた。その次は「独り身だから」が続き、「誰も面倒を見てくれる人がいない」「独身なので孤独死しそう」などが挙がった。

 「『悲観的に考えている』人は具体的な理由がある一方、『楽観的に考えている』という人は、根拠がない人も多かった」と、調査は言及している。
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