“スピード”がすべて……「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」を使った | RBB TODAY
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“スピード”がすべて……「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」を使った

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Eco-Drive SATELLITE WAVE F100
  • Eco-Drive SATELLITE WAVE F100
  • 全体の造形は、「スピード」というキーワードを、人工衛星からインスピレーションを得て未来的に表現したものだという。
  • 文字板のデザインは、人工衛星のソーラーパネルがモチーフだという。衛星電波時計であることを感じさせるモチーフ選択だ。
  • ケースからバンドへ、シャープにラインが連続する。キーワードに基づいた、スピード感のあるデザイン。
  • ケース両端に強い傾斜を与えて薄さをさらに強調。プッシュボタンは人工衛星のフレームをイメージした空洞を持つ形状。
  • 見る角度によっては、傾斜したケース両端が鋭角的に光ってシャープな印象がいっそう強まる。
  • 直射日光が当たると、当然ながら発電量は最大に。このとき、通常は曜日を示している機能針は充電量を表示。
  • 濃い色のシャツを着て、やや薄暗い空間で見た様子。過度に目立たず、それでいて袖口に飲み込まれることなく存在感を保っている。
 2014年のバーゼルワールドで発表され、10月に発売された『Eco-Drive SATELLITE WAVE F100』。カタカナ表記だと「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」となる(以下F100と表記)。

 F100はフラッグシップとして発売された、現在のシチズンを象徴するモデルだ。今年のバーゼルワールドがもうすぐ開幕という時期ではあるものの、この「2014年のフラッグシップ」にあらためて触れる機会を得た。そこで、じっくりチェックしてみたい。

◆商品ブランドに属さない孤高の存在

 さて、F100とは一体どんな時計か。基本的には、光で電気を発生するソーラーセルを持ち、人工衛星からの電波を受信して、世界のどこにいてもすばやく時刻を合わせる機能を備えた腕時計、ということになる。これらはシチズンの他の商品にも搭載されている技術だが、フラッグシップとしてさらに機能を研ぎ澄ましているのが特徴だ。

 たとえば衛星電波の受信速度は従来製品の4秒から3秒に短縮。これは衛星電波時計としては世界最速だという。また12.5mmというケースの厚みも、衛星電波時計として世界最薄を実現。ラインナップの中でもっとも進化したスペックを誇りつつ、薄さを強調したシャープなスタイルが魅力になっている。

 ところでこのF100、発売以来ずっと気になっていたことがある。それは「どの商品ブランドにも属していない」という点だ。シチズンは現在、男性向け、あるいはユニセックスなラインナップとして7つの商品ブランドを持つ。名前を挙げると『Series 8』、『The CITIZEN』、『EXCEED』、『ATTESA』、『PROMASTER』、『xC』、『CITIZENコレクション』だ。

 しかしF100は現在のところ、これらのブランドの中には含まれず、独立して存在している。すべての商品ブランドを内包する「シチズン」というコーポレート・ブランドのフラッグシップとして、孤高の存在となっているわけだ。

◆絶妙なバランスのデザイン

 さて、それでは実際に使ってみよう。ブランドを象徴するモデルだからと少々気張って着用すると、意外なほどすんなりと手首にフィット。これには少々驚かされた。多機能で、かつ存在感を魅力にする腕時計は大きなケースを持つのが当たり前で、どうフィッティングしても違和感が残りがちなもの。F100ではこれが少ないのだ。

《古庄速人》
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