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損保ジャパン日本興亜、顧客情報2,729件を紛失

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 損害保険ジャパン日本興亜は17日、顧客情報が記載された書類の紛失を発表した。保管期限前に誤って廃棄(溶解処理)した可能性が高いという。また、現時点では不正使用の事実も確認されていないとのこと。

 紛失された書類は、秋田保険金サービス第一課、東北冬季事故受付センター、水戸保険金サービス第一課がそれぞれ保管していた保険金支払関連書類。いずれも必要な手続きはすべて完了している事案で、2,729件となる。記載されていた情報は、顧客の名前、生年月日、性別、住所、電話番号、保険事故情報、金融機関口座情報 など。一部は、事故による怪我の状況など、センシティブ情報を含んでいた。

 秋田保険金サービス第一課が2014年9月に点検を実施した際に、220件分の書類の紛失が確認された。これを受け、全社一斉点検を2014年12月末まで実施し、その他の書類紛失が確認された。

 同社では「社外に持ち出された可能性はきわめて低い」としており、今後は書類の保管場所を一括集中化するなどルール見直しを実施する予定。また該当者には個別に連絡し、直接謝罪を行うとしている。
《冨岡晶》
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