TBSが3月9日放送する大型報道番組「戦後70年 千の証言スペシャル 私の街も戦場だった」に、俳優の佐藤浩市がナビゲーターを務める。佐藤がテレビ番組のナビゲーターを務めるのは初。 同番組は、これまで研修者も少なくあまり取り上げられることの無かった「小型戦闘機による低空空襲」に着目する。戦後70年の今、米軍戦闘機に設置された「ガンカメラ」によってカラー映像で捉えられた映像が発掘され始めている。その多くは機銃の引き金を引くと録画が開始されるようになっていた。その映像を分析していくと、空襲にあっていたのは都市部だけではないことが分かったのだ。 また、当時を知る人々の実体験が語られる。これは、“撃った側”であるアメリカにもおよび、彼らの意外な“思い”も明かされた。 番組は事実に基づいたドラマも織り交ぜられており、ドラマの中で描かれるのは単独の列車が狙われた空襲、高尾山の麓(ふもと)にある「湯の花(いのはな)トンネル」で起きた、若い姉妹の運命が描かれる。 ナビゲーターを務めた佐藤は「『戦後70年』というのは、日本が70年間、戦争をしてこなかったということです。それは素晴らしいことですが、これから先、いつまでも「戦後」と言えるようにするためには、過去を見つめる機会を作り続けていくしかないと思います。私ができることは、決して大きなことではありませんが、ご覧いただければと思います。」とコメントしている。 「戦後70年 千の証言スペシャル 私の街も戦場だった」は、3月9日午後9時から放送。