富士通は19日、ドライバーの脈波から眠気の傾向を検知し、ドライバーや運行管理者に対し、安全運転を支援するウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm」（フィーリズム）を開発したことを発表した。2月より運輸業向けに販売を開始する。 「フィーリズム」は、ドライバーの耳に装着したセンサーから取得した脈波情報などから、ドライバーの眠気状態を検知し、本人および運行管理者に通知できるセンサー。富士通研究所が開発した独自のアルゴリズムにより高精度な眠気検知をおこなうことが可能。あわせて、デジタコなどの車載機に接続し、運行管理システムと連携させることで、客観的なデータに基づいて運行管理者が最適な指示を出すことができる。検知データを蓄積しハザードマップに適用することで、事前に危険予測を行うことも可能になる見込みだ。 本体は約90gで、首にかけイヤクリップセンサーを耳に装着する形となる。長距離運行での活用を想定し、5日間の連続使用が可能なバッテリーを搭載する。また自動キャリブレーションと学習機能により、バイタルデータの個人差などによる精度のばらつきを解消し、より正確に眠気の傾向を検知可能とのこと。
デバイス＋クラウド＋健康エキスパートで未病対策に貢献するインドのヘルスケアベンチャー…GOQii
