ペットも高齢化の時代へ!健康管理の秘訣をロイヤルカナンに聞く | RBB TODAY

ペットも高齢化の時代へ!健康管理の秘訣をロイヤルカナンに聞く

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ロイヤルカナン ジャポン コーポレートアフェアーズ サイエンティフィック コミュニケーションマネージャー 原田洋志氏
  • ロイヤルカナン ジャポン コーポレートアフェアーズ サイエンティフィック コミュニケーションマネージャー 原田洋志氏
  • 8歳以上「中・高齢犬用」のペットフードも犬種ごとにバラエティを揃える。写真はBHN チワワ ダックスフンド プードル 中・高齢犬用。
  • ロイヤルカナンの商品群
  • 獣医師の経験を生かしてご活躍されている原田氏
 人間だけでなく“ペットの高齢化”に注目が集まっている。今回はペットフードを開発・販売するロイヤルカナン ジャポンを訪ね、ペットの高齢化と健康について話を聞いた。

 ロイヤルカナンは1968年に、南フランスの獣医師であるジャン・カタリー博士の手によって誕生したペットフードメーカーだ。「Dog and Cat First ーすべては犬と猫のために」というコンセプトをもとに、個々の犬猫で異なる栄養要求に応えるため50種類余りの栄養素の最適なバランスを最優先に考えたペットフードを商品化。“ヘルス ニュートリション”という理念を掲げる。フランスの「キャンパス」と呼ばれる本社の、24ヘクタールの広大な敷地には研究開発施設や生産工場、販売・管理の重要拠点が集まっている。

 今回のインタビューに答えてくれたのは、ロイヤルカナン ジャポンのコーポレートアフェアーズ サイエンティフィック コミュニケーションマネージャーを担当する、獣医師の原田洋志氏だ。

■愛犬の高齢化は何歳から?飼い主が高齢化の兆候を見つける方法は?

 愛犬の高齢化を語る上で、まず知っておきたいのが「年齢の数え方」だ。原田氏はこう説明する。「犬という動物は体の大きさが品種により様々で、年齢の計算方法もサイズによって変わってきます。小型犬の場合は、大まかに言えば最初の1年で、人間に相当する18歳から20歳前後の成犬になります。あとは1年ごとに4歳を足して行くのが簡易的な計算方法です。大型犬の場合は小型犬よりも平均寿命が短くなります。大型犬の成犬になるまでの成長期は長く、おおよそ1年半から2年ぐらいですが、高齢化も早く始まってしまいますので、5歳は人間で言うところの中年世代にあたります」。

 現在日本では15歳以下の人間の子供よりも犬猫などペットの数が多いと言われているが、現在ペットフード業界の調査では犬猫で合わせて2,000万頭前後のペットが飼われており、その内訳は犬が1,000万頭強、猫が1,000万頭弱ほどであるという。ここ数年では犬の数がやや減り、猫が微増傾向にあるようだ。その背景には恐らく、猫の方が犬と比べて散歩など飼い主にとっての手間が少ないことがあるのではないだろうか。

 ペットとして生活している犬と猫たちも、人間と同様に高齢化が進んでいる。今年の4月に都内で開催されたペット関連の展示会「Interpets」のテーマも高齢化だったが、会場には数々のメーカーが高齢ペットのための介護器具を展示し、ペットの介護市場は今にわかに活況を呈しつつある。原田氏の話をうかがっていくと、特に2003年頃にブームを巻き起こしたミニチュアダックスフンドの高齢化が、図らずも今日の犬用ハーネスなど介護器具が充実していることの背景にあることが見えてくる。ミニチュアダックスフンドは元もと胴が長く椎間板ヘルニアになりやすい犬種だ。従ってハーネスや車イスなどの製品が売れているようなのだ。また小型犬だけでなく、大型犬の高齢化と介護の問題は様々なメディアで取り上げられるほど関心が高まっている。老犬向けの専用介護施設が登場してきたこともその一端だ。

 猫の場合、高齢化に伴って多く表れる症状の一つに腎臓病がある。原田氏によれば、高齢の猫が亡くなる原因の約7割が腎臓病であるとも言われているそうだ。腎臓病は犬にも起こりうる病気だが、犬の方が猫よりも見た目に症状が明らかにならないため、飼い主にとっては発見が難しい。そのため、容態の変化に気付くことができずに致命傷に至ってしまうケースもあるという。こうした病気を完全に防ぐことのできる処方箋は残念ながら存在しないのだが、未然にリスクを回避するための手段はあると原田氏は強調する。「犬の場合は歯に付いた歯石が歯周病の原因になって、そこに付着している細菌が血液に入って心臓や腎臓などに悪影響を及ぼすことがよくあります。だから普段から歯石が付かないようにしてあげることが大切です」。
《山本 敦》

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