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ペットも高齢化の時代へ!健康管理の秘訣をロイヤルカナンに聞く

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ロイヤルカナン ジャポン コーポレートアフェアーズ サイエンティフィック コミュニケーションマネージャー 原田洋志氏
  • ロイヤルカナン ジャポン コーポレートアフェアーズ サイエンティフィック コミュニケーションマネージャー 原田洋志氏
  • 8歳以上「中・高齢犬用」のペットフードも犬種ごとにバラエティを揃える。写真はBHN チワワ ダックスフンド プードル 中・高齢犬用。
  • ロイヤルカナンの商品群
  • 獣医師の経験を生かしてご活躍されている原田氏
 健康診断の重要性についても原田氏は指摘している。「ペットの体に表れる老化や病気のサインに普段から注意すべきです。例えば犬の場合、歳を取ると体毛が白くなってくることがあります。犬の毛は元々は白い色をしていて、色素を作る細胞が毛に色を与えています。ところがこの細胞の働きが弱くなると、体毛に色がつかなくなってきます。これは老化によって、様々な体のバランスが保てなくなっている赤信号サインです。何となく白髪が増えてきたみたいだと片付けてしまわずに、ぜひ一度動物病院で健康診断を受けて欲しいと思います」。

 ほかにも愛犬の高齢化を見極めるためのヒントはないのだろうか。ひとつは今までよりも活発に動かなくなって、寝ている時間が長くなること。もうひとつは歯石がたまって口臭が強くなってきた場合も気をつけたい。犬のためのオーラルケア用ガムを与えるだけでも一定の効果的はあるが、何より動物病院に足を運んでしっかりと歯石を除去してもらう方が良いというのが原田氏の見解だ。「歯石除去の治療時には麻酔をかけるのですが、犬の身体にとって麻酔の負担が比較的軽い6~8歳の間に行い、その後はなるべく歯石をつけないように気をつけておくことが、後の愛犬の寿命に良い影響が出ます」。

 何はともあれ、健康診断はペットが健康な時から定期的に受診することが一番大事と言えるのではないだろうか。なぜなら、普段の健康な状態が指標として把握できていれば、それと比較して体調の悪い状態が判断しやすくなるからだ。定期検診の最適な受診頻度についてはどうだろうか。「先ほど人間の1歳は犬の4歳に相当すると説明しました。これを基準に考えれば、1年に1回の受診でも、人間で言うところの4年に1回になってしまいます。ですから、可能であれば最低限半年に1回の受診をお薦めします。動物病院には“病気になってから行く”だけでなく、定期的にペットの健康をチェックするためにも、まめに足を運んで欲しいと思います」。

 また当然のことではあるが、愛犬の健康は最も側にいる飼い主が普段から親身にケアしてあげることが一番大事だ。「ペットの健康を維持できる最良の方法は太らせないことです。太りすぎは心臓への負担にもつながりますし、太っていて良いことはありません。食事を与えすぎず、一緒に遊んだり散歩をしたりと、飼い主が時間を割いてあげることも必要です。普段からペットを注意深く観察して、何か異変がないかを見てあげて欲しいと思います」。

 ロイヤルカナンが協賛する「Team HOPE」についても紹介しておこう。Team HOPEは全国の獣医師が中心となって、ペットの健康管理と予防医療を啓発するプロジェクトだ。昨年の9月に始動したばかりの活動だが、既に賛同会員の数は全国で250病院以上に上っている。

 ペットとその家族が一日でも長く、楽しい日々を共に過ごせるよう「ペットの健康を保つ、ペットを病気から守る」ことを目的に、現在は年に2回の定期的な「ウェルネスチェック」と呼ばれる健康チェックを実施している。これは飼い主が獣医師とともにペットの健康状態を確認しあうという活動だ。ウェルネスチェックのシートはTeam HOMEの公式サイト「https://www.teamhope.jp/」に公開されているので、誰でも気軽に試すことができるのでおすすめしておきたい。
《山本 敦》
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