防犯システムの基本 Vol.7~進化した画像処理技術 | RBB TODAY

防犯システムの基本 Vol.7~進化した画像処理技術

ブロードバンド セキュリティ

デジタル処理は基本的に記録装置側で設定を行う。効果の強弱なども設定できるモデルが多い。
  • デジタル処理は基本的に記録装置側で設定を行う。効果の強弱なども設定できるモデルが多い。
  • 顔認識システムを起動した例。自動的に人物の顔を認識し、画面から消えるまでマーカーが追いかける。
 昨今の防犯カメラはデジタル化され、撮影記録もデジタルデータでHDDに保存されていることはこれまで何度か述べた。デジタル化によって記録画像データの圧縮が可能になったり、HDDを始めとした大容量メディアに記録できるなどのメリットは多いが、その最たる恩恵は画像処理と考えられる。

 簡単なものでは俗にいう「フィルター」をかける機能がある。シャープネスやコントラストを上げて甘い画像をハッキリさせたり、特定の人間のシルエットを浮き上がらせたりが可能だ。映像を証拠として扱う際の信頼度が格段に増すことになる。

 と、ここまでは数年前の話。最近ではより積極的な画像処理が可能になっている。

 例えば屋外設置のカメラでは、霧や霞といった自然現象をデジタルで除去する機能があったり、高感度撮影でのノイズ低減機能などがある。

 他にも画面全体ではなく人物の顔だけを逆光補正して明るくするなど設置環境によって最適なフィルター機能が登場している。エレベーターホールから入り口を見るように設置されたカメラでは、入ってくる人間が日中は全て逆光になってしまうため、人物の顔だけを認識して明るくするシステムがある。

 もちろん、顔認識や人物判定などのセキュリティに直結する機能もこの中に含まれるだろう。従来では動画から切り出した画像を人の手でチマチマと補正していたが、これを録画の段階で自動的に行うのが最新の画像処理システムといえる。
《防犯システム取材班/宮崎崇》

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