クラウド型の業務ソフトやサービスのスペシャリストによって発足した円簿インターネットサービスでは、中小零細の企業や事業者が必要とする業務ソフトやビジネス情報を提供する、ビジネスポータルサイト「クラウド円簿」を18日にオープンする。 円簿インターネットサービスはビジネス業務ソフトについて、社会情勢に応じて変化し複雑化する税制や、めまぐるしく進化するインターネット環境への対応など、専門性が求められるようになったと分析する。その一方で中小零細企業や個人事業主にとっては、導入や運営で知識やコストが障害になりがちだともいう。 「クラウド円簿」は、すべての機能を無料で利用できるクラウド型の「営業支援ソフト」と企業向け「会計ソフト」、個人向け「青色申告ソフト」をはじめ、契約書や帳票類の「ビジネス書式集」、会計や青色申告などの「業務マニュアル」、整理された「助成金制度の最新情報」、専門家による「ビジネス講座」など、ワンストップで実践的な業務ソフトや最新のビジネス情報を無料で提供する、ビジネスポータルサイトだ。 「クラウド円簿」は、ブラウザベースでサービスが提供されるので、Windows、MacのどちらのOSからも利用できる。また、Android、iOS搭載のスマートフォンやタブレットからも利用できる、マルチデバイスへ順次対応していくという。Yahoo!または楽天のIDとパスワードでログインできるのも、利用を簡単にしている。 「クラウド円簿」では、広告モデルをベースに収益を確保していくことで、他の有料商品と同レベルの機能を持つ会計ソフトや営業支援ソフトを無料で提供し、またビジネスに役立つ各種コンテンツを充実させていく。円簿インターネットサービスでは、初年度は登録ユーザー数5万人、売上高9700万円を見込む。
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