三井住友銀行は18日、新規口座開設時のICキャッシュカードの即時発行を開始した。大手銀行では初めてとなる。日本電気と凸版印刷がシステム構築を担当した。 カードの新規発行を行った場合、従来は郵送となるため、1週間~10日程度の時間が必要だったが、その場でキャッシュカードの引き渡しが可能となった。また、生体認証機能を希望する場合も、その場で同時に指の静脈パターン(生体認証情報)登録が可能。 日本電気は、サービスを提供するためのシステム全体の構築およびカード発行操作用のタブレット端末の提供を担当し、凸版印刷は主にカード発行機、ソフトウェアの開発を担当した。 来店時に印鑑、および運転免許証やパスポート等の顔写真付公的書類が必要。27店舗で取扱いを開始し、今年度中には国内全店で取扱いを行う計画とのこと。なお、喪失や破損等に伴うキャッシュカードの再発行については、2月より、一部店舗にて、即時発行を実施中。