DNP、3Dプリンタ向けセキュリティを開発……危険物製造や著作権侵害を防止
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このセキュリティプログラムは、製造データから、法的認可や許諾が必要な製品かどうかを高速で判定するもの。3Dプリンタに入力されたデータ(Stereolithographyフォーマット)のポリゴンを、独自のアルゴリズムで簡素化し、ブラックリスト対象製品データと高速で照合できるという。また、3Dスキャナーなどで現物をスキャンしたデータに対しても同様に高速照合し、不法なデータと判定された場合、3Dプリンタの作動を停止させることができる。
ウェブサイトからダウンロードした3Dプリンタ出力用データに、多少の装飾や改変、アングル変更などを施したデータに対しても、ブラックリスト対象製品と的確に照合可能とのこと。ブラックリスト対象製品は適宜追加登録でき、銃器などの危険物だけでなく、著作権保護の対象となるキャラクターのフィギュアなどの3Dプリンタによる製造を規制できるため、これにより、銃器などの危険物製造やキャラクター製品の模倣などの行為を防止できる見込みだ。
DNPではこの技術を、29日~30日に日本印刷学会が主催する第131回研究発表会プログラム「広がりゆくプリンティング技術」で発表の予定。