【ファインテック2014 Vol.3】165インチLEDディスプレイに息を飲む | RBB TODAY

【ファインテック2014 Vol.3】165インチLEDディスプレイに息を飲む

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圧巻だったシリコンサイン・ジャパンのブース。165インチLEDディプレイなどを展示
  • 圧巻だったシリコンサイン・ジャパンのブース。165インチLEDディプレイなどを展示
  • 1.5mm角という小さなRGB3色LEDモジュールを、165インチの全面に1.5mmピッチで敷き詰めている。1920×2160ピクセルという高精細さがウリだ
  • 犬の水浴びの映像。画面のコントラストが高く、精細で、とてもキレイだった
  • こちらは110インチ、1280×720ピクセルで、LEDのピッチは1.9mm。前者に負けず大変キレイだ
  • 斜め横から見たところ。色ムラもなく、正面から見ているときと色味も変わらない印象
  • 1.5mmピッチ、ウルトラファインLEDディスプレイの仕様
 4月16日から東京ビッグサイトにおいて開催されている「第24回ファインテックジャパン」。会場内において、165インチという巨大なフルHDのLEDディスプレイを展示し、来場者に大きな注目を浴びていたのがシリコンサイン・ジャパンのブースだ。

 もともと同社は、1997年にシリコンバレーに設立されたチップメーカーで、DVDドライブのLDD(レーザーダイオード駆動)ICのリーディングサプライヤーとして、世界で50%以上のシェアを持っている。その技術を武器にサイネージ分野にも進出し、高機能・高精細なLEDディスプレイを開発したという。

 デモが行われていたのは、110インチ(LEDピッチ1.9mm)、または165インチ(1.5mmピッチ)でLEDを配置した巨大スクリーンだ。1.5mm角の3色(RGB)LED素子を全面に敷きつめてディスプレイにしたもので、一般的なLCDと比べて輝度が高く、外光にも強い。また自由なサイズで一枚面をつくれるというメリットもある。サイズはどのくらいでも対応できるが、コストとの兼ね合いになるそうだ。たとえば110インチ相当が1500万円、165インチ相当が4700万円と、なかなかの値段だ。

 同社のLEDディスプレイは、競合他社と比べても大きなアドバンテージがある。その理由は、持ち前の技術でLEDのコントロールを最適化しているからだ。色ムラがないように、1つの1つのLED素子をキャリブレーション(校正)し、それらのデータ(たとえば110インチならば1280×720ピクセル×RGB3倍ぶんのデータ)をチップに記憶させる。そして各LED素子の電流値を微妙に変えているのだ。

 もう1つの特徴はLEDの駆動方式だ。通常ではコモン・アノード方式を使っている競合他社がほとんどだが、同社ではコモン・カソード方式を採用。これによりLEDに電流を流す際の回路抵抗が不要になり、余計な熱を発生させない。消費電力も少なく、ファンも不要だ。さらに熱によるLEDの劣化も防げるので、全体的に寿命が延びる点も大きなメリットだという。
《井上猛雄》

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