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【インタビュー】URLフィルタリングの歴史で見るインターネットの発展……ALSI中山取締役

ブロードバンド セキュリティ
アルプス システム インテグレーション株式会社 取締役 中山明氏
  • アルプス システム インテグレーション株式会社 取締役 中山明氏
  • アクセス制御の基本パターン。許可と規制だけでなくパスワード入力による一時解除機能なども提供する
  • クラウド型アプリケーションへの対応により、情報漏えい防止と業務効率向上の両立が可能に
  • イード・アワード受賞記念トロフィーと共に。アルプス システム インテグレーション株式会社 取締役 中山明氏とセキュリティ営業部 佐藤勇介氏
 2008年からはヤフー株式会社と共同で「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」の事務局を運営しています。この活動では、ネット利用のガイドライン作成、教育機関や自治体、PTAなどに対する情報提供、セミナーなどを行っています。背景にはe-Japan政策などにより、学校のPCやネットワーク環境が急速に整備されていったこともあります。

 そして、近年では学校での情報機器や環境整備の施策が、スマートフォンやタブレットへとシフトしています。これに連動して、学校でフィルタリングをかける対象もモバイルデバイスへと広がってきています。

--- 増加するモバイルデバイスへの対応はどのように考えていますか。

中山 --- モバイルデバイスはプラットフォームの種類が多く、システムによる制限もまちまちであるという問題があります。当社では、iOSとAndroid、Windowsの各OSに対応し、導入が簡易な専用ブラウザによるフィルタリングソリューション「InterSafe CATS」、より高度なセキュリティ環境のためにVPN接続によってゲートウェイを介したフィルタリングを行う専用ブラウザ不要のサービス「ビジネススマートセキュリティ」を提供しています。こちらは、 MDM とMCMの機能や、社内システムと連携させるためのSite to Site VPNを提供することも可能です。企業システムとして考えた場合、MDMとMCMだけでなく業務システムやバックエンドシステムとの連携ニーズも高いので、いわゆる情報システムとの接続にも対応できるようにしています。

 また、利用者保護の観点からネイティブアプリのフィルタリングにも力を入れています。現在個人ユーザー、とくに保護者向けのサービスとして通信事業者にサービスを提供しています。設定したパーミッションレベルに応じて、子どもの利用がふさわしくないアプリや、不適切に個人情報を読み取るアプリ、課金アプリなどの起動を制限します。

--- InterSafeの今後の製品ロードマップについて教えてください。

中山 --- マルチデバイス対応をさらに加速させるとともに、企業へのシステム構築やトータルソリューションの中にInterSafeのWebフィルタリングを組み込んだり、OEM提供なども進めていきます。将来的には、当社がこれまで培ってきたセキュリティ事業、製造流通事業、ファームウェア事業の技術を上手く融合させながら、セキュリティをトータルで任せていただけるような体制を目指していきたいと思っています。

--- ありがとうございました。
《中尾真二》
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