【Wearable Tech Expo 2014】注目の一品、新感覚の玩具「Moff」 | RBB TODAY

【Wearable Tech Expo 2014】注目の一品、新感覚の玩具「Moff」

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クラウドファンディングで資金調達に成功したMoffの展示ブース。新しい発想の子供の玩具を提案
  • クラウドファンディングで資金調達に成功したMoffの展示ブース。新しい発想の子供の玩具を提案
  • モーションと音を連動させた新感覚の玩具・Moff(写真右)。オレンジのほか紫・黄・緑・青のカラバリも順次用意する予定
  • Moff 取締役 エンジニアの米坂元宏氏。「親と子で遊べるような玩具をつくりたい」と意気込みを語る
 現在開催中の「Wearable Tech Expo in Tokyo 2014」で、来場者から注目を浴びていた展示の1つにウェアラブルデバイス「Moff」がある。これは、自分の腕に付けて、動きに連動して音を出せるという新しい玩具だ。

 Moffには加速度センサとジャイロセンサが内蔵されている。そのセンサ情報の組み合わせで、腕の動き(方向とひねり)を検知し、これらのデータをBluetooth4.0経由でiPhone側に送るという仕組みだ。アプリケーションは送られてきたデータから、動きと連動させてヒモ付けて、さまざまな音を出力する。アプリケーションを変えるだけで、電子銃、チャンバラ(刀の音)、ミニカー、ピアノ、ギターなど、さまざまな音をモーションに合わせて出力できる。

 「もともと子供たちと、その家族のために開発したものです。自分の動きが音と連動して遊びの体験に変わるため、カラダを使った想像力豊かな遊びをつくりだせます。プロトタイプを試してもらうと、世界中どんな子供でも夢中になってくれました。操作も直感的で誰でもすぐに覚えられ、国境を越えて音を楽しめます。これまでは1つの玩具に付いている音の機能は限られていました。しかし、Moffならばアプリケーションをダウンロードしてセットするだけで、いろいろな音遊びが無限大に楽しめます」と語るのは、Moffのエンジニア、米坂元宏氏だ。

 Moffは一見すると、敷居が低く単純な遊びに見えるが、実際にやってみると大人でも意外にハマってしまう。デモのアプリケーションでは、複数の音とモーションを結びつけたデータがセットされており、デバイスのボタンを押すと、電子銃、刀、ゴルフの音、ギターなどに切り替わるようになっていた。SDKも公開し、さまざまな方面で開発に協力してもらうという。Moffのカラーはオレンジのみだが、そのほか紫・黄・緑・青のバリエーションも順次用意する方向だ。

 実は、このMoffは、指輪型ウェアラブルデバイス・Ringと同じように、米クラウドファンディングサイト・Kickstarterにおいて出資を募っており、こちらも人気を博しているという。3月25日現在、5万6984ドルの資金調達を達成済みだ。Moffの価格は49ドルと安価なので誰でも手に入れやすい。「Bluetoothを内蔵して、この価格はけっこう衝撃的だと思う。普通なら1万円程度はするだろう」(米坂氏)。

 最近は家電などのモノづくりでも、こういったクラウドファンディングの動きが出ている。ネット時代における新しい資金調達として注目されるものだが、ある意味では自然な流れなのかもしれない。自分の欲しいモノやアイデアに賛同してくれる出資者を募り、その支援者とともに新しい製品を育てていくという流れは、若手が多いベンチャーにとって大きな可能性を秘めている。今後このような21世紀型のグローバルなモノづくりが流行るだろう。日本発のグローバルなモノづくりを若い力でどんどん広げて欲しい。


《井上猛雄》

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