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【インタビュー】SDメモリーカードのリーディングカンパニーに聞く……サンディスクの日本戦略と製品展開

IT・デジタル 周辺機器
バイスプレジデントのディネッシュ・バハール氏
  • バイスプレジデントのディネッシュ・バハール氏
  • ディレクターのスーザン・パーク氏
  • ウルトラ プラス microSDXC UHS-Iカード 128GB
  • エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー
  • 手前から、エクストリームプロUSB 3.0 フラッシュメモリー(銀)、エクストリームUSB 3.0 フラッシュメモリー(黒)、クルーザーフィットUSBフラッシュメモリー(小)
  • コネクト ワイヤレス フラッシュドライブとコネクト ワイヤレス メディアドライブ(ホッケーパック)
--- こうした高速なSDメモリーカードを利用すれば、どのようなシチュエーションでメリットが感じられるのでしょうか?

パーク氏 --- やはり一番恩恵を受けられるのは、UHS-II対応のデバイスを持っているユーザーになるかと思います。では、製品を持っていなければ意味がないかというと、そういうわけではありません。SDメモリーカードからPCへの転送速度が速いので、ワークフローの高効率化が実現できます。

■USBメモリーの差別化ポイントとは?

--- 「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」について、主な特徴を教えていただけますでしょうか。

バハール氏 --- やはり、一番の特徴は128GBと大容量であること。書き込み速度についても毎秒240MBと、従来のモデルに比べて約60倍まで高速化しています。また、当社としてはUSBメモリーの製品レンジを広げるために、現在は3つのラインで商品を展開しています。USB3.0対応では『エクストリーム プロ』と『エクストリーム』の2アイテム。後者は容量が最大64GBまでとなっています。また、『クルーザー』という製品はUSB2.0対応ですが、非常に小型なのが特徴です。タブレットなどに装着したままにして、保存容量を拡張するような使い方をしていただけます。

--- USBメモリーは売り場などを見ると、まずアピールされているのが容量です。ただ、今後については、容量と速度の両方が求められるようなシチュエーションが増えてくるのでしょうか?

バハール氏 --- 我々は2つの市場が独立して存在していると考えています。あるプライスポイントにおいて、容量と速度のいずれかを求めるユーザーがいるわけです。ただ、大容量なファイルを持ち歩くときは、やはり速度も重要なポイントになりますので。理想は両方を備える製品ということになるわけです。

--- 製品のデザインについては、どのようなコンセプト、もしくは機能性を追求しているのでしょうか?

バハール氏 --- いろいろ理由があるのですが。やはり、まずは差別化をはかるために、スタイリッシュなフォルムにしています。また、この製品はスライダーでUSB端子を内部に収納できるのですが、その操作感についてもこだわりがあります。具体的にはスライダーを動かす幅に比べて、端子が引き出される幅が広くなっていて、心地よい手触り感が得られる工夫になっています。また、本体をアルミ仕上げにしたのは、他社との差別化もそうですが、自社の従来製品とも違いを出したかったというのもありますね。

■国内未発表モデルの日本展開は?

--- ほかにも、今後日本での展開を考えているような製品は何かありますでしょうか?

バハール氏 --- 我々はイメージングやモバイル以外の分野でも新しいチャレンジをしておりまして、その一つが『コネクト ワイヤレス フラッシュドライブ』と『コネクト ワイヤレス メディアドライブ』です。

--- それは一体どのような製品なのでしょうか?

バハール氏 --- 前者は一見ただのUSBメモリーのようですが、スイッチを入れるとWi-Fiネットワークを構築できます。後者についても機能的には同様で、こちらは見た目から『ホッケーパック』の愛称で呼ばれている製品ですね。パソコンやスマートフォンから無線でアクセスして、ファイルの保存や読み込みができます。

《丸田》
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