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【インタビュー】シャカシャカの秘密、サクサクの苦労 マクドナルド中山拓美氏

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マクドナルド「シャカチキ」
  • マクドナルド「シャカチキ」
  • 日本マクドナルド マーケティング本部 メニューマネジメント部 上席部長の中山拓美氏
  • 「シャカチキ」のチキンパティとシーズニングパウダー
  • “シャカシャカ”後の「シャカチキ」(左:レッドペッパー/右:チェダーチーズ)
●3つの“苦労ポイント”

--- 商品化が難しかった点は?

 3つぐらいありますが、ひとつはサクサクとした食感をどうやって出すかということですね。最終的には衣の表面に凹凸をつけるという工夫をしましたが、そういった、意図した食感を実際にどうやって感じてもらえるような構造にするか、食感の開発に一番苦労しましたね。

 もうひとつは、チキンの商品はマクドナルドで過去に売っていますし、それとは違う「新しい」をお客さんに感じてもらうには、食感以外にどういったことが必要かということ。いろいろ議論しましたが、最終的には低脂肪でヘルシーな鶏の胸肉を使いました。そういった意味では、肉の選定ですごく苦労しました。

 3つ目は、最初議論していたコンセプトとして、より大きく厚くという、パティ自体がもっとボリュームを出せるような、そういった商品にしようと考えたんです。どういう方法で厚く大きくできるのかというところを考えました。そこでお店のキッチンの設備を一部改造しまして、美味しく揚がるような商品にしました。キッチンの製造の工程ですね、そこを変えるということが、随分苦労したところです。

●マクドナルドにとって「チキン」とは

--- 鶏肉メニューはマクドナルドの中で人気ですか? どのような位置づけになりますか?

 元々マクドナルドというと、多くの人はビーフのハンバーガーを思い浮かべると思います。ビーフとかチキンとかポークとか、そういったものがありますけど、マーケットとしても、ビーフ以外のところでチキンは非常に大きな市場に育っていますし、マクドナルドでビーフと肩を並べるような、大きなビジネスのチャンスがあるのではと思ってます。

 もっと育てていく、あるいは、もっと成長する、そういった可能性を秘めているのがチキンだと思うんですね。ビーフとチキン、この2つがハンバーガーだったり、サイドメニューだったり、そういったもので今後も展開していく商品なのかなと思います。

《浦和武蔵》
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