日本IBM、データ分析により「ニート」支援……パターン抽出で進路決定を補助 | RBB TODAY
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日本IBM、データ分析により「ニート」支援……パターン抽出で進路決定を補助

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 日本アイ・ビー・エムは1月28日、いわゆる「ニート」(NEET : Not in Education, Employment or Training、社会的自立が困難な状態にある無業の若者)について、IBMが全世界で展開する社会貢献活動「IBM Services Grants」の一環として、データ分析による支援を開始した。

 職業訓練や職業体験などを提供している特定非営利活動法人「育て上げネット」に対し技術提供を行い、これまで「育て上げネット」が蓄積してきた支援データに、データマイニングの技術を適用する。「育て上げネット」では、これまで支援者の経験や専門性をもとに支援方法や方針を判断していたが、過去の事例や熟練支援者のノウハウなどは暗黙知のまま体系化されていなかった。今回、支援の効果性が認められるパターンやルールの抽出を行うことで、支援方針の策定をより効果的にしていく。

 IBM Services Grantsは、IBMがビジネスで提供するテクノロジーや社員のスキルをソリューションとして寄付し、社会課題の解決に取り組むNPOの活動を支援する社会貢献活動。今回、日本IBMは、統計解析ソフトウェア(IBM SPSS Modeler)のライセンスとそれを活用するためのコンサルテーションを提供している。

 なお、2013年6月に内閣府が公表した「子ども・若者白書2013年度版」によると、15歳から34歳の若者における「ニート」の人数は63万人で、同じ年代の人口に占める比率としては過去最高の2.3%に達しているという。
《冨岡晶》
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