野外空間での大規模な環境アート…クロード展 12月10-21日 | RBB TODAY
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野外空間での大規模な環境アート…クロード展 12月10-21日

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「囲まれた島々、フォロリダ州グレーターマイアミ、ビスケーン湾のプロジェクト」(1982年)
  • 「囲まれた島々、フォロリダ州グレーターマイアミ、ビスケーン湾のプロジェクト」(1982年)
野外空間での大規模な環境アートで知られる美術家の夫婦、クリスト・アンド・ジャンヌ=クロードの展覧会が、タブロイド・ギャラリー(TABLOID GALLERY)にて12月10日より開催される。21日まで。

本展では、彼らの構想、準備段階でクリストによって制作されたドローイングやコラージュと2人の作品の記録写真を中心に、初期から現在進行中のプロジェクトまでを紹介する。

クリストは1935年ブルガリア生まれ。共産党政権下、ソフィアの芸術アカデミーで学ぶ。プラハに留学した際に目にしたピカソやミロなど、当時の革新的な作品に衝撃を受け、表現の自由を求めパリに渡る。同年生まれで、フランス人の両親のもとにモロッコで生まれたジャンヌ=クロード(2009年没)と出会い、共同制作を開始。

ケルンの港に置かれたドラム缶や積み荷を利用した「積まれたドラム缶と埠頭のパッケージ」(1961年)やドラム缶の壁でパリ市街の道路を封鎖する「ドラム缶の壁=鉄のカーテン」(1962年)は、初期の作品としてその後に続く大規模なプロジェクトの原点となった。代表作は、11の小島が点在する湾を舞台にした「囲まれた島々、フォロリダ州グレーターマイアミ、ビスケーン湾のプロジェクト」(1982年)、高さ6m、計3,100本の傘を使用し、日本とアメリカを舞台とした「アンブレラ」(1991年)、ニューヨークのセントラルパークに設置された7,500基を超える「ゲート」(2005年)など。いずれも構想から実現までに許可獲得や技術面、物資面での準備で、何年もの歳月と莫大な資金を費やして生み出されたアート作品であり、世界中の人々に驚きを与えている。

「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」02-03AWコレクションは彼らの作品がテーマ。


【イベント情報】
クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード展
会場:タブロイド・ギャラリー
住所:東京都港区海岸2-6-24タブロイド1階
会期:12月10日から21日まで
時間:11:00から18:00
休廊日:日・月曜日
入場無料

島や街が舞台、大規模アート「クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード」展開催

《Marie》
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