【レビュー】スマホ史上最強のエンターテインメント機、ソニー「Xperia Z1」(前編) | RBB TODAY
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【レビュー】スマホ史上最強のエンターテインメント機、ソニー「Xperia Z1」(前編)

IT・デジタル スマートフォン
ソニー“Xperia”シリーズのフラグシップスマートフォン「Xperia Z1」
  • ソニー“Xperia”シリーズのフラグシップスマートフォン「Xperia Z1」
  • シンプルな「オムニバランスデザイン」を採用
  • 晴れた日の昼間光で花壇を撮影
  • クリスマスイルミネーションを撮影。フラッシュを発光させなくても、暗部がつぶれず色彩も豊かに再現される
  • 夜景を撮影
  • 通常は「プレミアムおまかせオート」にモードを設定しておけば、自動で最適な画質の写真が撮影できる
  • 「タイムシフト連写」で撮影。プレビューで61枚の写真からベストショットを選んで保存できる
  • 「ARエフェクト」で撮影。「恐竜」のテーマを選ぶとCGの恐竜が暴れ回る。見慣れた街がまるで「GANTZ」のような光景に
 ソニーのAndroidスマートフォン「Xperia」シリーズには、これまでも先進機能をいち早く採用した高機能ハイエンドモデルがラインナップされてきたが、今秋ついに“Xperiaシリーズ史上・最強”のフラグシップスモデル「Xperia Z1」がデビューした。

 本機は“One Sony”のコンセプトのもと、ソニーがこれまで開発してきたエレクトロニクス製品のノウハウを全て結集させて作り上げたスマートフォンであるという点で、Xperiaシリーズの他のモデルと一線を画している。特にソニーの“サイバーショット”や“αシリーズ”に代表されるデジタルカメラの開発によって培われたカメラまわりの技術と機能、並びにデジタルオーディオプレーヤー“ウォークマン”のノウハウを注ぎ込んだ充実の音楽再生機能は他のスマートフォンに類を見ないクオリティを実現している。

 今回はauから発売されている「Xperia Z1(SOL23)」の実機をハンドリングしながら、エンターテインメントまわりの機能を中心に本機の使い勝手をテストした。

■深みのある色合いを表現する独自の「トリルミナス ディスプレイ for mobile」

 最初に「Xperia Z1」の基本性能から簡単におさらいしておこう。OSにはAndroid 4.2.2を、CPUにはクアルコム社のクアッドコア 2.2GHz“Snapdragon 800”「MSM9874」をそれぞれ搭載する。メインメモリーは2GB、本体内蔵ストレージは32GB。外部ストレージにはmicroSDメモリーカードが利用でき、本体側面にスロットを設けた。

 ディスプレイサイズは約5.0インチで、解像度は1920×1080画素のフルHD表示に対応。ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」シリーズのディスプレイ技術の流れを組む、モバイルデバイス向け高画質技術「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を採用したことが大きな特徴である。独自の最新技術によるディスプレイは幅広い色域再現力を特長としている。表現できる色数が多いことから、例えば赤いバラの花びらの立体感や、海の深い青色などが他のディスプレイよりもより自然、かつ忠実に再現することができる。これにより本機で撮影した写真や動画だけでなく、オンラインサービスで購入した映画コンテンツやWeb動画なども、よりリアリティの高い色鮮やな表示で楽しめる。なおテレビの受信はフルセグにも対応しているので、より高精細なデジタル放送が視聴できる。

 NFCによるワンタッチペアリングにも対応したことで、ソニーから発売されているNFC対応のモバイルスピーカーやワイヤレスヘッドホンなどのAV機器と手軽に組み合わせて楽しめることも魅力の一つだ。本機と同時期にソニーから発売された“レンズスタイルカメラ”「DSC-QX10」も、NFCに対応した注目の関連アイテムだ。今回はスマートフォン本体のレポートに加えて、DSC-QX10との組み合わせによるレポートも報告しようと思う。

 本体のデザインは先行して発売されたスマートフォン「Xperia Z」や、10.1インチのタブレット「Xperia Tablet Z」から継承する「オムニバランス(全方位)デザイン」と呼ばれるスタイルを採用する。どんな持ち方でも使いやすく、どの方向からみても美しいデザインが基本コンセプトとされており、実際に本体を手に取ってみると、5インチ スマートフォンの“大きさ”を感じさせないほど、手によく馴染んで心地良い。本体の奥行き寸法が8.5mmと非常にスリムなことと、全側面をアルミフレームで囲って手で触れた際の質感を高めていることが、フィット感の向上につながっているのだろう。カラーバリエーションはホワイト、ブラックにパープルの3色。薄型のボディに大容量3,000mAhのバッテリーを積んでいる。
《山本 敦》
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