OKI、M2M機器向け「920MHz帯無線通信モジュール」出荷開始
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920MHz帯は、無線LANなどで主に使われている2.4GHz帯と比較して電波到達性が高いことから、海外ではスマートメーターなどに広く利用されている。日本では、2008年に制度化された950MHz帯が利用されてきたが、制度が改正され、2012年7月から全てのチャネルが利用可能となった。これにあわせ、米国やアジアと同じ周波数帯を利用できることになった。
「920MHz帯無線通信モジュール」は、工業分野で広く使われている、RS485シリアル通信の透過機能を標準搭載し、カスタマイズ不要な「RS485透過モデル」と、顧客の要求に応じてカスタマイズしたソフトウェアを含めて提供する「カスタマイズモデル」をラインアップする。IEEEで標準化されたPHYレイヤ規格IEEE802.15.4gに準拠し、6LoWPANやIPv6/RPLに対応する。なお「RS485透過モデル」は、2014年2月末より出荷開始の予定。
「RS485透過モデル」は、無線マルチホップに対応した中継機能と、RS485透過機能を搭載した「ルーター」を用意。PCからモジュールの設定を行うことができる保守コンソールソフトに加えて、保守用のAPIを提供する。なお「RS485透過モデル」の親機機能を搭載した「コーディネータ」も商品化を検討中。
OKIは2012年8月から、「920MHz帯無線マルチホップネットワークシステム」を販売しており、今回販売を開始するモジュールと組み合わせた運用も可能。