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就活の短期化に対策…タブレットで第1志望の合格率が1.64倍?!

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就職活動が短期化したことで、より重要になったと思うこと
  • 就職活動が短期化したことで、より重要になったと思うこと
  • 就職活動を行ってみて、最も役立つと思った情報
 就職活動が短期化している。就活に求められるものは「事前の準備」よりも「活動の効率化」だという。役立つ情報源はインターネット上の情報であり、タブレット、ノートPCの利用方法で、就活の合格率に大きな変化がある---。トレンド総研(東京都渋谷区)による調査の結果だ。

 2011年に、採用に関する企業の広報活動の解禁日は、それまでの10月から12月に変更された。そして2013年9月13日に発表された日本経団連の指針では、解禁日を3月にする方針が発表された。

 トレンド総研では“就活の短期化”に注目。学生たちにはどのような対応が求められているのか。2013年4月に企業に入社した大学卒業生、大学院修士課程修了生を対象にアンケート調査を行なった。彼らは、企業の広報活動の解禁日が12月となった最初の年の就活生だ。

◆「外出中のタブレット端末利用」で第1志望企業合格率が1.64倍!?

 まず、「就職活動が短期化したことで、より重要になったと思うこと」を複数回答形式で聞いた。最も多かった回答は「効率的な情報収集」だった。上位には就活の効率化を促す項目が並んだ。

 就活の短期化に対しては懐疑的な声も少なくない。解禁日前でも水面下での準備が不可欠なため、学生の負担は減らないといった意見だ。しかし今回の調査では、「解禁日前の事前準備」が重要になるとした人は36%、第1志望の企業に受かった人に限定すれば29%と、さらに低くなる。短期化する就活においては、事前準備より、いかに効率良く活動するかがポイントになる。

 どうすれば効率的に就活できるのか。「就職活動を行ってみて、最も役立つと思った情報源」をたずねると、最も多かったのは「企業のコーポレートサイト」。以下「就職活動の専門情報サイト」、「就職活動用の掲示板」と続き、インターネット上の情報が上位3項目を占めた。効率化が求められる就活生にとって、どのようにネット上の情報を得るかは、非常に重要なポイントだ。

 これらの情報にアクセスする情報機器(ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォン)の利用形態と、第1志望企業への合格率を比較した。その結果、合格率の高かった上位3項目は、(1)「外出中にタブレット端末を利用する」59%、(2)「自宅でタブレット端末を利用する」58%、(3)「外出中にノートパソコンを利用する」50%となった。

 調査対象全体の第1志望の企業への合格率は36%なので、外出中にタブレット端末を利用している人の合格率は通常の1.64倍になる。移動の隙間時間にタブレット端末で情報収集、面接の待機時間にタブレット端末でスケジュール管理、こうした少しの工夫が大きな影響を与えるのかもしれない。

調査概要
●調査名:就活の短期化に関する調査
●調査対象:2013年4月入社の新卒の会社員500名
※現在も、最初に入社した企業で働いている人
●調査期間:2013年9月11日(水)~18日(水)
●調査方法:インターネット調査
●調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

《高木啓》
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