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トレンド予測“ハイテク教育の黎明期”… ICT機器がもたらす教育改革

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ICT機器の導入により、教育はどう変わると思いますか?(複数回答)
  • ICT機器の導入により、教育はどう変わると思いますか?(複数回答)
  • 今後、“ハイテク教育”は実現すると思いますか?
 教育現場の先生たちのICT機器への関心は非常に高く、認知率も9割に迫る。「ICT教育により、教育現場は良くなる」という先生は95%で、81%は「これから“ハイテク教育”は実現する」と思っている---。

 今年、教育現場においてタブレット端末やスマートフォンが活躍しているというニュースを、目にする機会が増えた。これらの情報通信技術(ICT)を活用した教育方法は、ICT教育と呼ばれる。

 トレンド総研(東京都渋谷区)では、こうしたICT教育が実現する次世代の教育を“ハイテク教育”とし、今を“ハイテク教育の黎明期”と考え、教育現場の生の声として、先生500名を対象にしたアンケート調査を実施した。

◆先生500名に聞く、ハイテク教育に関する意識・実態調査

 はじめに、「ICT機器をはじめとする教育機器について、特に関心・興味がありますか?」と聞いた。「ある」と答えた人は70%。さらに「特に関心・興味がある教育機器」を複数回答形式で聞いた。すると、上位3項目は、「パソコン」(54%)、「電子黒板」(49%)、「タブレット端末」(38%)と、ICT機器が並んだ。ICT機器の認知率も調べたところ、その認知率は86%となった。いっぽうで、「自身の学校で導入している」という人は14%にとどまり、関心や認知率に比べると、導入率は低い。

 先生たちは、ICT機器をどのように利用したいと思っているのか。「これらのICT機器を授業でどのように使いたいと思いますか?」と自由回答形式でたずねると、次のように多様な意見があげられた。 「動画を使った授業をしたり、海外との交流に使ったりしたい。(東京都・短大・大学・大学院・男性34歳)」 、 「電子黒板とパソコンを組み合わせて、板書をし、それを保存して次に活かしたい。(兵庫県・高等学校・男性36歳)」 、 「理科・数学では動画を使った授業を、社会では歴史上の人物・建造物を写真で示したい。(山口県・中学校・男性40歳)」 、 「遠くが見えにくいので、弱視生徒にタブレット端末を持たせたい。(広島県・小学校・女性54歳)」。

 次に、「ICT機器の導入により、教育はどう変わると思いますか?」と複数回答形式で聞いたところ、「より分かりやすい授業ができる」(55%)、「学生・生徒の関心や興味が高まる」(49%)、「無駄な時間や手間を省くことができる」(46%)といった回答が多くあげられた。「良くなると思わない」という人は5%。「今後、“ハイテク教育”は実現すると思いますか?」と聞いたところ、「思う」と答えた人は8割を上回った。

ハイテク教育に関する意識・実態調査
●調査対象:先生500名
事前調査にて、学校や予備校の先生だと答えた人
※小学校、中学校、高等学校、専門学校、専修学校、短大・大学・大学院、学習塾、予備校の先生
●調査期間:9月11日(水)~13日(金)
●調査方法:インターネット調査
●調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

《高木啓》
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